ミナミヌマエビは、初心者でも飼いやすく、比較的簡単に繁殖させることが出来るエビだと言われています。
しかし、積極的に繁殖させたり、稚エビにとって安全な環境をつくってあげるとさらに繁殖させやすいと言われているのです。
この記事では、ミナミヌマエビを繁殖させるための水槽環境の作り方をご紹介します。
ミナミヌマエビの繁殖は簡単?コツは?
ミナミヌマエビは本来、飼い主が何もしなくても繁殖してしまうほど、強い繁殖力を持っています。
飼っていたらいつの間にか稚エビが生まれていた、という事もあるくらいです。
しかし、より積極的に繁殖させたい場合は、ミナミヌマエビの動きを活発にしてあげる必要があります。
ミナミヌマエビは対応できる水温が5℃から30℃と広いですが、水温が低すぎると活動が鈍くなります。
ミナミヌマエビをどんどん繁殖させたいと考えている場合は、水温を15℃以上に保つのがコツです。
夏場は何もしなくてもその水温を保てていますが、冬場にヒーターを使って適温を保つことによって、1年中繁殖させることが可能となるのです。
水温以外に大切なのは底砂です。
底砂には「ソイル」という土でできたものを使用しましょう。
ソイルには水質を安定させ、稚エビの餌となる微生物を発生させてくれる嬉しい効果があります。
また、水草には「ウィローモス」を使用するのがおすすめです。
生まれたばかりの稚エビの隠れ場所にもなりますし、水流に流されそうになった時に掴まるためにも必要なのです。
ミナミヌマエビを繁殖させることにおいて重要なのは、他の魚と混泳させないことです。
生まれたばかりの稚エビは他の魚にとっては格好の生餌となってしまいます。
普段、ミナミヌマエビを水槽のお掃除屋さんとして飼っている場合は、繁殖させたい場合のみ別の水槽に移してあげる必要があります。
まとめ
今回はミナミヌマエビの繁殖についてご紹介いたしました。
ミナミヌマエビの繁殖は初心者でも簡単ですが、より活発に繁殖させたい場合は、水温と底砂、水草をきちんと選んであげて、ミナミヌマエビ繁殖専用の水槽で大事に稚エビを育てて上げましょう。