ミナミヌマエビは淡水で生まれ育つヌマエビ科に属するエビです。
同じヌマエビのヤマトヌマエビと比較すると、体型はだいぶ小さめです。
もともとは日本固有の生き物ですが、朝鮮半島や中国、台湾にも分布しています。
観賞用として飼育されますが、釣り餌としても利用されています。
さて、エビ類は脱皮をします。
ミナミヌマエビも脱皮しますが、脱皮が出来ない脱皮不全といわれるものがあります。
この原因や対策方法についてご紹介しましょう。
ミナミヌマエビの脱皮不全の原因は!?
ミナミヌマエビは成長の途中で脱皮しますが、水質の変化に対応出来ず脱皮をすることもあります。
ミナミヌマエビの成長と脱皮にはカルシウムが必要になります。
脱皮不全の場合はカルシウム不足が考えられます。
この場合の対策方法としては、水槽内にサンゴ砂や貝殻を入れておくとカルシウム分が水に溶け出しますから、ミナミヌマエビが補給することが出来ます。
また、脱皮した殻もカルシウムが含まれていますから、水槽に入れたままにしておくとミナミヌマエビが食べてくれます。
ほかに原因としては、水槽内の水温の変化や水質の悪化によるものがあります。
ミナミヌマエビは水質の変化に敏感ですから、その環境に慣れようと脱皮するのです。
そのまま放っておくと亡くなってしまいます。
水温も少しの変化がストレスになりますので注意しましょう。
これらを防ぐために毎日観察して、水質の確認もしてください。
まとめ
このようにミナミヌマエビの脱皮不全の原因と対策方法についてご紹介しましたがおわかりいただけたでしょうか?
ミナミヌマエビの成長にはカルシウムが欠かせません。
脱皮がうまくできないと亡くなることもあります。
脱皮後は殻が柔らかく、混泳している魚がいると狙われやすくなりますから、水槽内に隠れ家を作ってあげましょう。
水質の悪化はエビ類には大きなダメージになります。
定期的に水換えすることが必要です。