ヤマトヌマエビはアクアリウムをやっている方なら一度は耳にしたことがあるくらい、有名なエビの一種と言えるでしょう。
水槽の掃除屋さんとして活躍するため、メインの水生生物と一緒に飼育するタンクメイトとして、人気のある水生生物のようです。
人気の高いヤマトヌマエビを繁殖させようとする方は結構いらっしゃるようですが、繁殖は難しく、挫折される方が半数以上を占めているようです。
そんなヤマトヌマエビの稚エビの大きさや成長の過程などについて調べてみました。
ヤマトヌマエビの稚エビの大きさはどのくらい?
ヤマトヌマエビの繁殖で難しいのは、繁殖行動を行う汽水と呼ばれる飼育水を準備することだと言われています。
汽水域とは海水と淡水が交わるエリアのことを指すようですが、ヤマトヌマエビは汽水域でしか、産卵を行わないと言われています。
海水70%程度が一番産卵をしやすい濃度とされています。
産卵後、メスのヤマトヌマエビが抱卵し、大体1日から1週間程度で孵化、体長1ミリ程度のゾエア幼生を放出すると言われています。
ゾエア幼生が脱皮を繰り返して30日~40日程度で稚エビに変態するとされており、サイズは5ミリ程度まで成長しているようです。
稚エビになると、見た目は親エビとそれほど変わりは無いようです。
ヤマトヌマエビの稚エビが成体まで成長する期間は?
稚エビになってから着底して餌を食べ始めれば、汽水から淡水へ切り替えてしまってよいとされています。
稚エビになって着底し、餌を食べ始めてから大体1~2か月程度の間、脱皮を繰り返して大人へと成長していくようです。
大人のサイズは3~5センチ程度と言われています。
稚エビになってからはヤマトヌマエビの生態でもある遡上(そじょう)を頻繁に行うようになるため、エアホースの隙間や上蓋の隙間などから逃げ出さないように注意するようにしましょう。
まとめ
ヤマトヌマエビの稚エビのサイズは5ミリ程度、そこから脱皮を繰り返して3~5センチ程度まで成長するようです。
ヤマトヌマエビは水質にとても敏感と言われているので、繁殖させるときには、水質や水温には特に注意が必要のようです。