ヤマトヌマエビの繁殖は汽水域で行われるようです。
人工的に汽水を作りだして、オスとメスを同じ水槽内で飼育していると、繁殖行動を行うと言われています。
1回の産卵で500~1000個程度の卵を産むと言われています。
ヤマトヌマエビはタンクメイトとしてとても有用な水生生物であるため、複数のアクアリウムを持っている場合や、今のヤマトヌマエビの引継ぎ用として、そのまま繁殖させる人も多いようです。
メスが抱卵してから、ゾエア幼生を放出するまでの期間や飼育方法について調べてみました。
ヤマトヌマエビの抱卵している期間はどのくらい?
ヤマトヌマエビのメスが抱卵して、孵化するまでの期間は長くても1週間程度とされています。
水温や親エビの状態がよければ1~2日程度で孵化して、ゾエア幼生を一気に放出するようです。
水温が低かったり、親エビの状態があまり良くなかった場合、少しずつ孵化し、ゾエア幼生が少しずつ放出されるような現象が起きるようです。
メスが抱卵している期間はそれほど長くない為、繁殖させる場合などは、抱卵を見かけたら準備をスグに始めると良いようです。
ヤマトヌマエビが抱卵しても放置しててよい?
抱卵からゾエア幼生の放出までの間で親エビを別の水槽に隔離することをオススメします。
1回の産卵で500~1000個程度を産卵、排出するため、他の固体がいる場合はゾエアの回収がとても大変なことになってしまうようです。
別の水槽に移動させる場合、抱卵している卵が落ちてしまうことがあるようです。
親エビが抱卵していなくても、エアレーションを適宜行っていれば問題なく孵化するようです。
卵は成体以上に水質に敏感であるため、飼育水はきれいな状態を保つように注意する必要があるようです。
放出後のゾエア幼生の餌用に流木や泥などを採集して、飼育用の水槽に入れておくと、流木や泥などに付着している微生物や植物プランクトンがゾエアの餌になるようです。
まとめ
ヤマトヌマエビのメスが抱卵した場合は、別水槽に移動させてゾエアの放出に備えてあげる必要があるようです。
水質はなるべくよい状態で保ち、孵化に備えておきましょう。