ヤマトヌマエビは、とても飼いやすいことから、アクアリウムをするうえでコケ取り要員として飼育をする外、観賞用として飼育されることもあるエビの一種です。

体長は、3~4cmでヌマエビとしては大きめの種類です。

体の色は、淡い青色からやや褐色の半透明で、体には赤い斑点があるのが特徴です。

そんなヤマトヌマエビは、オスとメスを一緒に飼育しているとメスが卵を持っているのを見かけることがありますが、飼い主さんは、卵を持っているのを見て驚かれることも少なくないようです。

そこで、ヤマトヌマエビの生態について詳しく知るべく、今回はヤマトヌマエビの卵について解説します。

ヤマトヌマエビ 卵 色 黒い 白い

ヤマトヌマエビの卵の生態

ヤマトヌマエビの寿命は自然界に生息するエビで5~7年、飼育されているエビで1~3年です。

自然界との寿命に差があるように、飼育下では寿命を全うするエビは少ないのが現状です。

ヤマトヌマエビの自然界での産卵時期は春から夏の終わりですが、飼育下では水槽内を20℃以上に保つことで1年中産卵できます。

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ヤマトヌマエビの卵は黒いって本当?

ヤマトヌマエビは、産卵の時期になるとメスは脱皮の前にフェロモンを発します。

フェロモンに反応したオスが、メスに寄ってきて共寝をします。

共寝に成功すると、メスは小さな卵をおよそ1000~4000個お腹に抱え、「抱卵」の状態になります。

この卵は、くすんだ緑色をしていますが、徐々に褐色に変化します。

ヤマトヌマエビの体は半透明なので、お腹に抱えた卵の色が良く見えます。

褐色に変化した頃には、卵の中の幼生の複眼が見えるようになり、卵が黒く見えます。

これが、卵が黒く見える秘密です。

ヤマトヌマエビの卵が白いのはなんで?

一方で、ヤマトヌマエビの卵が白くなってしまうことがあります。

卵が白い場合、卵にカビが生えた状態であると考えられます。

カビが生えた卵は、人間の手でカビを取り除くのは難しく、繁殖の成功率は極めて低くなります。

白い卵がメスから分離されたら、カビが生えている卵の可能性が高いので、水槽内の掃除をして取り除いてあげた方が良いです。

まとめ

今回は、ヤマトヌマエビのメスが抱卵した場合の卵の色についてご紹介しました。

卵が白くなり、カビが生えた状態になってしまうと悲しい気持ちになります。

大事な卵であるからこそ、理解して育ててあげたいですね。

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