ラミレジィの卵は、通常産卵後2~3日で孵化します。

しかし、無精卵は産卵後数時間で白くなり、水カビがついてしまいます。

水カビが広がると、せっかくの有精卵も全滅の恐れがあります。

メチレンブルーを使って、発生した水カビが広がるのを防ぎ、大切な卵や稚魚を守りましょう。

ラミレジィ 稚魚 メチレンブルー

ラミレジィの稚魚とメチレンブルー

メチレンブルーとは、塩基性染料の一種で、暗緑青色の結晶性粉末です。

水に溶けると、青色の溶液になります。

繊維を鮮やかに染めることができますが日光に弱く、細胞・組織などの生体染色・酸化還元指示薬・殺菌剤などとして用いられます。

熱帯魚用には、メチレンブルー液・メチレンブルー水溶液・グリーンF・フレッシュリーフ・パラザンDなどの商品名で市販されています。

使用する際に、衣服や水槽器具などにつくと色が落ちなくなってしまうので、注意してください。

熱帯魚の病気(白点病・尾ぐされ病・水カビ病・コショウ病など)の治療によく使われます。

また、生まれたばかりの卵を水カビなどの細菌から守る時にも使います。

新しく購入した魚の体についた雑菌や糞などによる雑菌を滅し、水槽に持ち込ませないために、購入後数日メチレンブルー水溶液につけ絶食させるという使い方もできます。

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メチレンブルーの注意点

メチレンブルー使用のメリットは大きいですが、殺菌効果があるということは、熱帯魚を長期飼育するために欠かせないろ過細菌・ろ過バクテリアなども滅してしまい、飼育環境の破壊につながります。

メチレンブルーは、病気にかかった魚を隔離した水槽や、卵の入った水槽にだけ使うようにしましょう。

また、メチレンブルーは光に弱いので、光が当たれば色が抜けて殺菌効果もなくなります。

その点にも気を付け、商品の説明書をよく読んで、使用法・使用濃度に十分注意してください。

まとめ

メチレンブルーはいろいろな病気の治療に使えるうえ、入手も簡単で、熱帯魚に対する毒性も低く、熱帯魚飼育の際には欠かせない薬です。

が、使用法や使用濃度を間違えると、かえって飼育環境を破壊してしまい、熱帯魚の体調を悪化させてしまうことになります。

殺菌剤という性質をしっかり理解して、必要な量を必要な時だけ使用するようにしてください。

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