ディスカスは群れで行動するため、数匹で飼っている方が多いと思います。
そうしているうちに、卵から育つのを見てみたいと、ペアを作ることもあるでしょう。
なんとか繁殖に成功し、ようやく卵を産んでくれたと思ったのに、数日経っても孵化しない!
なんていうことも珍しくはないようです。
ペアリングも容易ではないので、せっかく産まれた卵は孵化させて成魚にしたいですよね?
孵化しない原因と対策を知り、成功に導くようにしましょう。
ディスカスが孵化しない原因とは?
いくつか原因と思われることはありますが、まずは「水温」。
ディスカスは元々、水に対してとても敏感な魚なので、温度や水質の問題が考えられます。
水温は幼魚は25~28度、成長を早める場合は30~32度ぐらいで、成魚になると28度程度を保って飼育していると思います。
しかし、これも個体差があるので、28度で孵化しないようなら1度ずつ上げ30度まで上げてみてください。
水質が悪いことが原因もあるので確認し、phを6.0以下にします。
ph6.0以上になってしまうと、炭酸塩硬度が発生し、親が稚魚を食べてしまったり孵化率が下がったりします。
水流にも注意が必要で、卵を産み付ける産卵筒などに直接水が当たっていないかを調べてください。
位置を変えてみて様子をみます。
あとは照明で、繁殖期は物陰に隠れたりする習性があります。
だからと言って、真っ暗では逆に体調不良を起こす可能性もあるので最低限の光は保ちます。
だいたい、2~3日で孵化するのであまり日にちがかかるようなら、改めてこういった事を調べてみてください。
まとめ
やっと産卵し、あとは孵化するのを待つだけ。
と、思ったのになかなか孵化せず不安が募ることはあることです。
普段から水温・水質なども気に掛け、phの値も計測していると安心です。
ディスカスはもともと手のかかる魚ですが、日ごろからの観察が1番ですね。
ディスカスを上手に育てられたら、アクアリストのベテランです!
楽しいアクアライフを楽しみましょう。