ディスカスは熱帯魚の中でも高い人気持ち続ける魚ですが、その外見の美しさではなく他の魚では見られない素晴らしい場面に出会う事が出来ます。
それが「体着」です。
体着とは、繁殖し卵を産卵筒などに産みつけ、上手く孵化することが出来るとそのあと見られる光景です。
ディスカス繁殖におけるとても貴重で感動的なシーン。
孵化した稚魚に親魚が近づいて、親魚の皮膚に稚魚がひっつく事を指します。
このとき薄暗くしてある状態のはずなので、そっと覗くと見られるでしょう。
ディスカスの体着後の餌は何が良いの?
体着が出来ると、親魚の皮膚から出るディスカスミルクと呼ばれる体液を飲み育ちます。
この体液はメスに限らずオスも出るので、体着はオスの親魚にも行われます。
ディスカスの好物はディスカスハンバーグとアカムシ。
栄養はこれで十分に与えることが出来ます。
ディスカスハンバーグとは、一般的に市販されている餌で、肉や栄養剤などを配合しているとてもバランスの良いものです。
食いつきもよく、幼魚~成魚まで与えることが出来ます。
また、自作も出来るのでその場合は、内容を考えたり節約にもなります。
ディスカスハンバーグをベースにしてアカムシやブライシュリンプ、乾燥配合飼料などを使います。
親魚と稚魚たちが一緒に泳いでいるようなら、親魚へのエサとして通常の量のディスカスハンバーグを与えます。
そして、体着後約3週間を過ぎたころ、親魚が稚魚を避けるような行動を起こします。
ここが親離れの時期です。
別の水槽に親魚を移します。
稚魚の体着終了後は食欲旺盛です。
エサは稚魚用の冷凍ブライシュリンプ、少し大きくなったら通常の大きさのブライシュリンプに変えます。
1日最低でも時間を空けつつ、4回ぐらいは与えてください。
ディスカスの体着時の水換えについて
親魚と稚魚と混泳をして問題ないようなら、刺激を与えないように水換えを行います。
ディスカスハンバーグはとても栄養価の高い主食として与えるものですが、どうしても水の汚れは出てきます。
このエサに戻しているはずなので、様子をみて換えるようにしてください。
まとめ
親魚を問題なく飼育出来ていれば、さほど難しいといったことはないでしょう。
ディスカスに限らずですが、産卵や出産直後というのはとても過敏になるものなので、その点を注意するようにします。
ディスカスの場合は、もともと敏感に反応する音や光。
エサや水換えは日々様子をみて、じっくりとあげていきましょう。
親離れした稚魚は食欲旺盛なのでたくさんあげてくださいね。