鮮やかな黄色い体が特徴の海水魚として、キイロハギという魚がいます。
観賞魚として人気のあるキイロハギは、飼育することが出来ます。
今回は、その飼育方法をご紹介します。
キイロハギを飼育するのに適した環境
キイロハギは中央太平洋に生息していて、日本では和歌山県串本、高知県柏島、琉球列島、小笠原諸島、南大東島に分布していますが、観賞魚としてはハワイから入ってきました。
しかし、現在、ハワイでは商用観賞魚の捕獲が規制されるなどしているため、今後入荷が減少する可能性があります。
さて、キイロハギを飼育するのに必要なものがいくつかあります。
まずは、水槽です。
60cmの水槽でも飼育することはできますが、できれば大きめな90cm~120cmの水槽を用意しましょう。
理由としては、遊泳性が強く、非常によく泳ぎ回る魚のためです。
また、清浄な水で飼育をする魚のため、オーバーフロー水槽での飼育をおすすめします。
費用がかかりますが、キイロハギを飼育するためには必要となります。
次がろ過装置です。
ろ過装置は特に制限がなく、ろ材を用いた強制ろ過システムでの飼育や、ベルリンシステムのようなナチュラルシステムでの飼育も可能です。
続いて、照明です。
キイロハギの特徴である鮮やかな色を保つためにも照明には気を使いましょう。
キイロハギに適しているのは、メタルハライドランプのような強烈な光で水槽を照らしてあげることです。
最後が、水流と水温です。
キイロハギの生息場所は、サンゴ礁域の浅くて水流が強い場所になります。
そのため、水槽で飼育する際も強い水流をつけてあげましょう。
また、水温は25℃を保つようにすることも大切です。
キイロハギの餌付けについて
では、キイロハギを飼育した際にはどのような餌を与えればよいのでしょうか。
キイロハギは基本的に何でも食べてくれる魚です。
ですが、普段は植物食魚用の餌を中心に与えるようにしましょう。
他には、海藻を薄い海苔状にした餌や、海藻をそのままフレーク状にした餌などもあるため、そのような餌も与えてもよいでしょう。
コケを食べさせるだけでは、長生きしないため、気をつけましょう。
まとめ
適した環境で飼育してあげれば、長生きする魚です。
キイロハギに興味を持った方は、ぜひ飼育してみましょう。