ラミレジィなどの熱帯魚のかかりやすい病気としては、白点病・ウーデニウム病・松かさ病(エロモナス病)・口ぐされ病・尾ぐされ病・水カビ病・穴あき病・ネオン病・気泡病・ディスカス病・エラ病・ポップアイ(眼球突出症)・白雲病などがあげられます。
伝染力の強いものもありますので、日ごろから注意深く観察し、病気の疑われる個体を見つけたらすぐに別の水槽に移し、治療を始めましょう。
ラミレジィのポップアイの治療について
ポップアイは眼球突出症とも呼ばれ、その名の通り眼球がだんだん大きくなり、飛び出してしまう病気です。
原因は、エロモナス菌(水槽内及び魚体内にも生息する常在菌)の感染だと考えられています。
エロモナス感染症(松かさ病)は、初期の場合は、メチレンブルー(商品名:グリーンF・グリーンFゴールド・パラザンDなど)の薬浴で完治することもありますが、症状が進んでしまうと治癒は難しくなります。
ポップアイは、エロモナス菌が全身に回った状態、つまり病気がかなり進行してしまった状態なので、残念ですが、すでに手遅れと思ったほうがいいでしょう。
まとめ
熱帯魚のかかりやすい病気やその症状について知識を深めるとともに、日ごろから十分な餌を与えるなど、ラミレジィの体調管理に気を配ってください。
水質の悪化も病気につながりますので、適度な水換えを実施し、フィルター掃除や底床材もきれいにするなど、水槽のメンテナンスをしっかり行うことも大切です。
底床材は厚めに敷くと汚れが溜まりやすくなりますので、薄めに敷くほうがよいでしょう。
ポップアイの他に、ラミレジィがかかりやすいと言われている病気としては白点病があります。
体の表面に白点が付着しているように見え、ウオノカイセンチュウという寄生虫が原因です。
白点病になると、体表にかゆみを感じるようになり、体を流木や底床材などにこすりつけて傷つけてしまいます。
この病気は伝染力もとても強いので、充分に注意してください。
日ごろから観察を欠かさず、様子のおかしい個体を発見したらすぐに隔離し、治療を開始しましょう。
熱帯魚を飼い始める際には、いざというときのためにメチレンブルーなどの魚病薬も購入しておくと安心です。