熱帯魚と同じように人気のあるエビ類。
熱帯魚との混泳も、見る人を楽しませてくれます。
エビ類には、淡水エビと海水エビがいます。
初心者でも飼育しやすい淡水エビとしては、ミナミヌマエビ(体長3センチ)・ヤマトヌマエビ(体長3~6センチ)・レッドチェリーシュリンプ(体長3センチ)・ビーシュリンプ(体長3センチ)などがあります。
これらのエビの飼育に適する水質はPH6.0~7.5、水温20~25度とラミレジィとほぼ同じです。
エビの飼育のためには底床材のソイル・水草(オオカナダモ・ウィローモス・アマゾンフロッグピッド)も必要となります。
ラミレジィとエビとの混泳について
ラミレジィの体長は5センチくらい。
エビに限りませんが混泳の基本としては、同じくらいのサイズのものが無難です。
その点から考えると、飼育の手軽なものの中ではヤマトヌマエビが最適だと言えるでしょう。
ヤマトヌマエビは水槽内に発生したコケを食べてくれる「水槽の掃除屋さん」としても有名で、とても長生きです。
淡水では抱卵はするものの繁殖はできませんので(汽水でしか孵化しない)、エビを増やしたくない方にもおすすめです。
ヤマトヌマエビは雑食で、水槽内のコケ・水アカ・藻類や熱帯魚の餌も食べますが、基本的に小食です。
コケを食べさせたいのなら、ヤマトヌマエビの餌は1週間に1度程度で十分です。
また、エビを飼育するときには、底床材には砂や砂利でなくソイルを使うようにしてください。
エビの飼育には酸性の水質が適していますが、日本の水道水は弱アルカリ性のものも多く、水槽内に砂や砂利を敷くと中に含まれている物質が溶け出し、水質がさらにアルカリ性に傾いてしまいます。
ソイルを入れることによって、水質を弱酸性に保つことができるのです。
ラミレジィとエビは混泳させると食べてしまう?
ミナミヌマエビ・レッドチェリーシュリンプ・ビーシュリンプなど小型のエビは、ラミレジィと混泳させると捕食される可能性が高く、避けたほうが賢明です。
また、ラミレジィの餌として、小型シクリッド用の人工餌やクリル・冷凍アカムシの他、赤い発色を強めるためや稚魚用に、生きたブラインシュリンプなどを与えることもあります。
まとめ
ヤマトヌマエビは飼育もそんなに難しくなく、ラミレジィとの混泳にもお勧めできます。
水槽内のコケ対策にもなりますが、混泳させる場合は、水槽内に隠れ家となる水草なども必ず入れてあげてください。