相性の良いペアで飼えば初心者でも繁殖できるのも、ラミレジィの大きな魅力です。
ラミレジィは、ペアで子育てしますので、熱帯魚ショップでペアとして販売されている個体を購入し、水槽内に砂利や水草・産卵床を配置して、産卵・孵化を楽しみに待ちましょう。
稚魚の可愛さはもちろん、親の後について泳ぐ姿は微笑ましく、飼育者の心を癒してくれます。
産卵が近づくと、オス・メスともに婚姻色といわれる、普段よりさらに色鮮やかな状態になります。
メスは腹部が赤く膨らみ輸卵管を出します。
オスも細い輸精管を出し、産卵床を口を使って掃除します。
ラミレジィの産卵前後のライトについて
ラミレジィの体が色鮮やかな婚姻色となり、産卵が近くなったらライトはつけっぱなしにしましょう。
ライトの点灯・消灯に驚いて、親ラミレジィが卵を食べてしまうことがあるからです。
産卵前後は、ラミレジィはとても神経質になっています。
産卵の様子はとても気になりますが、余計な刺激を与えないよう、遠くから静かに見守りましょう。
ただし、ライトを点けっぱなしにしておくと水槽内にコケが発生します。
コケ防止のためには、マツモ・タヌキモなどの水草を入れてください。
ヤマトヌマエビは稚魚を食べる可能性がありますので、混泳させないようにします。
卵は2~3日で孵化し、稚魚は孵化して2週間ほどで親離れします。
そのころには、ライトを点けたり消したりしても大丈夫でしょう。
まとめ
飼育や繁殖が簡単で、親魚が子育てをすることもラミレジィの特徴です。
繁殖を考えるなら、混泳は避け、水槽の大きさや水質・水草やライトなどにも配慮が必要になります。
卵が孵化し、稚魚の元気に泳ぎ回る姿を楽しみに、繁殖にチャレンジしてみましょう。
ただし、心配のあまり水槽の近くでずっと観察し続けるのは避けてください。
産卵前後のラミレジィはとても神経質になっています。
少し離れたところからそっと見守ってあげてください。
ライトの点灯・消灯に驚いて、卵を食べてしまう確率も高いので、産卵が近づいたら、ライトは点けっぱなしにしましょう。
孵化後2週間くらいして稚魚が親離れするころには、ライトの点灯・消灯をしても大丈夫です。