もし、きちんとした繁殖をお考えであれば、メスとオスの割合は、メス7割オス3割が良いとされています。
メスの奪い合いがない環境の方が繁殖には適しているということです。
ただし、メスとオスの見分けが出来なければ、繁殖の手助けは出来ません。
性別を見分けてビーシュリンプを購入する事なんて本当にできるの?とお思いかもしれません。
しかし、意外にもわりと簡単に見分ける方法があります。
オークションで購入するとほとんどがオスと言うこともあります。
画像を良く見て判断してから購入を決めましょう。
その為の特徴の違いをご説明いたします。
ビーシュリンプのオスメスの見分け方は?
オスとメスを見分ける時に注目しなければならない所は、お腹です。
簡単に言えば、卵を抱えるために腹が大きく、丸みを帯びているのがメスです。
そのため、こころなしか顔もぷっくりして見えます。
一方オスは顔の部分は尖っているような印象で、胴体も薄く、全体的に細身に感じられます。
その他の見分け方としては、髭が長いのがオスで、短めなのがメスです。
メスの体には卵巣があり、オスにはありませんが、メスにはその卵巣の黒い影が見えます。
ただし、見分ける方法としては間違えややすく、お腹や、体型で判断するほうがよいと思います。
性別の見分け方については、大きさが2cmを超えた成体での判断は可能ですが、生まれたばかりの稚エビの時点で性別を見分けることは不可能とされています。
あまりにも小さくて判断が出来ないからです。
稚エビの時に購入する場合のオスとメスの割合は、完全に運まかせになります。
ペットショップの店員さんでも判断は難しいでしょう。
まとめ
性別を見分ける方法は、ある程度数をこなすと、自然とわかるようになります。
よく観察し経験を積むしかありません。
ビーシュリンプには、固体の美しさでランクがあります。
それをいかにして次の世代に繋げていくかという事も、ビーシュリンプを飼う上での楽しみの一つと言えるでしょう。
そのために、世界各国で養殖が行われ、著名なブリーダーも存在します。
そのブリーダーはどのようにグレードの高いビーシュリンプを生み出しているのでしょうか。
ポイントはメスではなく、実はオスにあります。
ビーシュリンプはオスの遺伝子を受け継ぐと言われます。
グレードの高いオスのビーシュリンプを購入し、比較的安価なメスを5倍の数にします。
そのように、グレードの高いオスをハーレム状態にして、グレードの高いオスの遺伝子情報を次に繋げていく方法を取っているようです。
その為、世界のトップブリーダーはグレードの高いオスを求める傾向にあるようです。