自分の力でビーシュリンプを繁殖させたい!
アクアマリンになれてくると買うだけでは物足りなくなってしまいます。
かくいう私もいろんな種類の熱帯魚をもっと増やしたい!と思い、どの熱帯魚から繁殖させてみようかなと水槽とにらめっこする日々が続いています。
繁殖を成功させるには、ビーシュリンプの生態について理解することが大切です。
特徴がわかっていなければ突然の行動に戸惑い、「病気!?それとも習性!?」と悩んで対応が遅れてしまう可能性があるからです。
ビーシュリンプは抱卵から孵化までどれくらいかかるのか?
それには水温がカギとなっていたのです。
ビーシュリンプの生態!抱卵から孵化までの日数は?
ビーシュリンプが繁殖期に入り、オスがいわゆる「抱卵の舞」をしてメスが抱卵するようになってから孵化まで、どれくらいの日数がかかるのでしょうか。
実は、孵化までそこまで時間はかかりません。
人間だとよく「十月十日」と言われますが、ビーシュリンプの赤ちゃんが抱卵から孵化するまでの時間はおおよそ一ヶ月。
たった一ヶ月で孵化するのです。
びっくりですよね。
ビーシュリンプの孵化にはある温度が関係!?
ビーシュリンプが孵化するまでの時間はだいたい一ヶ月といいました。
しかし、孵化を意図的に早めたり、遅らせることも不可能ではありません。
ビーシュリンプの孵化に関わる重要な要素が「水温」です。
突然ですが、桜の開花の仕組みを知っていますか?
桜の開花宣言がよく待ち遠しいと言われますが、あの予測はカンではなく、桜の開花に必要な気温を計算して算出しているのです。
ビーシュリンプも同じで、孵化までにかかる日数は水温の累計値で決まります。
孵化までに必要な水温累計を620とすると、水温が25度を維持した場合、約25日で孵化する……といった計算なのです。
過剰な水温の変化はビーシュリンプの個体に悪影響を与えます。
しかし、ビーシュリンプの孵化には水温が密接に関わっていることをよく覚えておきましょう。
まとめ
自然界の生き物にとって、温度は生態系にかかわる問題です。
ビーシュリンプは水温の変化で「春」を知り、あたたかくなってきた=生活しやすい水温になったときに満を持して孵化するのです。
こういったことを知っておけば、あとどれくらいで孵化するか?
あるいは何度を維持すれば安全に孵化できるか?
といったことを予測することができるのです。
もちろん、あくまでも予測です。
絶対ではないのでご注意を。