エビの中でも特に見た目がかわいらしいことで有名なビーシュリンプ。
赤と白、黒と白、といったような、鮮やかな模様を持っていて、アクアリウムを初めて見たい、という女性からの人気も非常に高い種類です。
そんなビーシュリンプですが、飼育が難しい、という噂が広がる種類でもあるんです。
ただ、その噂は実は半分嘘です。
コツを知らなければ確かに飼育は難しい種類なんですが、そのコツさえ知っていれば繁殖も難しくはない種類なんです。
と、いうわけで今回はそのコツなどを押えつつ、うまく繁殖させる方法などを紹介していきたいと思います。
繁殖させるときにはどんなポイントに気をつければ良いの?
繁殖のコツは実は三つ。
- 水換えをしない
- 水温を一定に保つ
- 水質を一定に保つ
というこの三つです。
どうしてそれらが大切なのか、ということを説明していきましょう。
まず一つ目の「水換えをしない」というもの。
これは、卵を孵化させるために必要なんです。
ビーシュリンプが抱卵している期間中には、足を使って卵に新鮮な水を送り続けています。
なので、水換えによって水質を変化させてしまうと放卵させてしまう原因になってしまうのです。
せっかく卵を産んでもこれでは意味がありませんよね。
そして「水温を一定に保つ」「水質を一定に保つ」ということに関しては、ビーシュリンプの生態に関係があります。
ビーシュリンプは環境の変化に弱いエビです。
なので、水温が変わってしまったり、phが大きく変化してしまったりすると、すぐに弱ってしまうのです。
卵が孵化したら?
稚エビを育てるときにも、その水質の変化などには気をつけなければいけません。
ビーシュリンプは熱帯魚の中では珍しく、低水温には強く、高水温に弱いエビです。
水温はだいたい20~25℃くらいに保って起きましょう。
また、フィルターの吸い込み口をふさいでおくことも大切です。
これはどんな熱帯魚の子供を育てる時でも一緒なのですが、稚エビは非常にサイズが小さいので、ふさがないままだと吸い込まれてしまいます。
まとめ
コツさえ守れば繁殖も難しくはないビーシュリンプ。
コツをしっかり押えて長く一緒に暮したいものですね。