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ネオンテトラの体には名前にも由来し一番の特徴とも言える光り輝く美しい青いラインがあります。
このネオンテトラの青には不思議な性質があり、色が変化すると言われています。
この記事では、ネオンテトラの色が光ったり変化したりする理由についてまとめています。
ネオンテトラの色が変化する理由と分布地との関係
日本に流通しているネオンテトラは、ほぼ東南アジアなどで商業的に養殖されたものですが、本来はアマゾン川のブラックウォーター(見た目は黒というより番茶色の水)水域に分布している魚です。
ネオンテトラの色が変化するのは、この水域で身を隠す隠蔽色になっているのではないかという説があります。
ネオンテトラの色はどんな風に変化する?
ネオンテトラの体色は夜になると薄くなります。
特徴である青いラインは光沢を失って淡い藤色、ラベンダーブルーになり、腹面後部の赤色と背中の黒色も色褪せて全体的に白っぽくなります。
この体色は明かりをつけると数分で元の色に戻ります。
ブラックウォーターとネオンテトラの体色
アマゾン川のブラックウォーターは短波長光を選択的に吸収してネオンテトラの青いラインを黒っぽい色に、赤い色は鮮明に見せるそうです。
赤と茶色は近い色なので、ブラックウォーターの中でネオンテトラは目立たない色の魚になると考えられます。
また、ネオンテトラのキラキラとした光沢も背景の明るさに応じて調節され、身を隠すことに役立っているようです。
青く見えるけれど実は青くない?
ネオンテトラの青いラインは、実は青い色素を持っていないそうです。
ネオンテトラの青く見える色は虹色素胞と呼ばれる色素細胞から出来上がっています。
色素胞の中にはグアニンという物質でできた薄い結晶板が並んでおり、これが反射板となって光をはね返して「七色」を見せています。
体色の変化は、光だけでなくネオンテトラが興奮することでも起こります。
餌を食べた時などに青が黄緑色に変化することがあります。
まとめ
一見、ネオンテトラの美しい体色は「目立って大きな魚などの捕食の対象になるのでは?」と思えますが、本来の生息地アマゾン川では目立たない色になるんですね。
見られるのはわずかな時間ですが、ネオンテトラの淡い藤色もとても綺麗です。
ネオンテトラの色素胞は顕微鏡で見ると光の当たる角度によって緑や黄色など様々な色が虹のように現れます。