ハーフタレントという芸能人をテレビで見ない日はありません。
顔立ちが純粋なアジア人ではなく、半分西洋風な顔立ちで人目を引きます。
テレビでみる可愛い子は、ほとんどハーフかクオーターという事が多いようです。
人間の場合は、違う国の男女が本人の意思で恋をして、愛をはぐくみ、その結果として子を設けますが、ビーシュリンプは、同じようなことを飼い主の手で行います。
結局のところ、ビーシュリンプの美しさのグレードを上げるためには、美しいものを分けて育てなければならないと言う事です。
つまり血筋が必要になります。
このグレードアップの為の作業は、想像以上に地道な作業です。
ビーシュリンプの美しい姿の裏には、ブリーダーの努力が隠されています。
その全貌をご紹介いたします。
ビーシュリンプの選別の方法
ビーシュリンプには1匹5万円もするSSSクラスからSS、S、A、そして1匹300円程のBクラスまでのグレードがあります。
明確な日本全土での基準ではありませんが、全身の色が濃く、体色の白の美しいものがランクの上位に行くことが出来ます。
なるべく上位を狙う為には、選別と交配を繰り返す作業が必要となります。
先ずは水槽を複数用意します。
そして、ある程度きれいなビーシュリンプだけを水槽に入れて繁殖させます。
そして、生まれた固体を、また色の薄いものと濃いものに分けて、薄いものは取り出して別の水槽に移します。
そして、また同じ作業をする事によって、綺麗なビーシュリンプの選りすぐりの子供が殖えていきます。
道産子からサラブレッドが生まれないのと同じように、色の濃さも限界があります。
この時は、この時にSSクラスの良い血筋のオスをメスの中に入れて、繁殖させます。
良い色をもつ遺伝子はオスの遺伝子情報を受け継ぐ傾向があるので、ブリーダーはオスを重宝するようです。
この作業をひたすら繰り返しながら、グレードアップを図るのです。
この時に突然色落ちしてしまう事があるのですが、ストレスが掛かってないか、照明は足りているか、水質は大丈夫かをチェックして下さい。
亜硝酸濃度が高い状態が続くと、色が薄くなってしまう事がありますのでご注意下さい。
まとめ
ただ飼うだけでも十分癒やされるビーシュリンプですが、自分の手で、色、柄を作ってみる事ができる楽しさも、飼育の面白さではないでしょうか。
選別の時に、曖昧に選別するかしないかで、全く違う結果になります。
キチンと根気よく手間をかけたて、グレードの高いビーシュリンプが生まれた時はうれしいものです。
自分の手で、自分だけのビーシュリンプを育ててみて下さい。