石巻貝(イシマキガイ)は、淡水と汽水を回遊する貝で、西太平洋側の沿岸に生息しています。

水槽に水草や小石、流木などを入れて水中の風景を楽しむアクアリウムや、熱帯魚などの飼育の際に、水槽についた苔を除去してもらい水質を悪くしないために、飼われる事が多く重宝されています。

しかし、そんな石巻貝ですが大量に増えてしまうのでは?という不安も生まれてきます。

石巻貝がどのようにして繁殖をするのかを調べてみました。

石巻貝 1匹 繁殖

石巻貝は1匹でも繁殖が可能なのか?

貝やカタツムリの仲間には、単体でも繁殖が可能な種類が居ます。

しかし石巻貝の場合は、そのような繁殖方法ではなく、オスとメスが繁殖をして卵を生むというタイプの生態なので1匹では繁殖することはありません。

また、水槽で石巻貝が繁殖するためには条件が厳しく産んだ卵が孵化することは無いそうです。

淡水と汽水を行ったり来たりする環境でしか孵化をしないため、水質を変化させないアクアリウムや熱帯魚などの水槽の場合は、繁殖の心配はなさそうです。

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しかし、繁殖を行い産卵はします。

そのため水槽の中には卵が残ってしまい見た目が悪くなってしまい、手で取り除かなければなりません。

また、繁殖を行わないということは、苔を除去してくれるための生き物としては使い捨てになってしまうという部分も注意が必要です。

何度も石巻貝を飼うか、苔を除去してくれる能力では劣りますが、繁殖が可能なタニシなどを飼うといった方法が苔の除去としては有効な方法のようです。

まとめ

石巻貝は、通常の水槽でアクアリウムや熱帯魚などを楽しむために飼育をする分では繁殖は行わないので、増えすぎて問題になるという事は無いですが、卵は産むため卵のあとが残ってしまったり、数が減ってしまい苔を取る機能が低下してしまう問題が発生してしまいます。

対策としては、定期的に少しずつ飼い足す事や、タニシなどの繁殖をする貝を苔を取る要因として飼うと良いそうです。

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