グッピーにはたくさんの種類があります。
もし自分の好きな種類のグッピーを増やすことが出来たら嬉しいですよね。
皆さんはリボンという品種を知っていますか?
ノーマルタイプのグッピーに比べて、胸ビレ、背ビレ、腹ビレなどが長く成長しその特徴的なヒレはまるでリボンをつけて泳いでいるように見えます。
今回はそのリボンの交配の仕方などを紹介していきます。
リボンの繁殖能力は?
リボンのオスは生殖器が長く伸びているためうまく交配ができず、繁殖に成功するのが奇跡に近いと言われるくらい繁殖能力がとても低いと言われています。
そのためペットショップやアクアリウム専門店などに行くとリボン系のグッピーはノーマルのオス、リボンのメス、リボンのオスのトリオ(3匹)で売られていることが多いようです。
リボンの作り方
リボンの遺伝子は優性遺伝子です。
オスがリボンならリボンの生まれる可能性は高くなるのですが、先ほども説明した通り、リボンのオスには繁殖能力が低いとされています。
そのためリボンを作る際はリボンのメスとノーマルのオスが絶対条件となります。
しかし、この組み合わせで必ずしもリボンが生まれてくるわけではありません。
ノーマルのオスの遺伝子も入っているわけですから、生まれる確率としては50%と考えてよいでしょう。
例えば、ノーマルのオスとリボンのメスの交配で20匹生まれたとします。
確率が半分ですからノーマルのオスとメスそれぞれ5匹ずつ、リボンのオスとメスそれぞれ5匹になりますが、良い個体のオスが生まれたならその個体は交配には使えないので、限られたリボンのメスの中から親を選んでいかなければいけません。
また、あくまで50%という数字の中での話ですから、実際は必ず5匹ずつ生まれるわけではありませんし、逆に運がよければリボンばかり生まれきてくれた!なんてこともあるかもしれませんね。
グッピーでリボンと呼ばれる尾びれ以外が伸びる遺伝子を持つと、生殖器ゴノポジウム(腹の下にある触角みたいなやつ)も伸びて生殖能力がほぼなくなるよ。一代限りなの。 pic.twitter.com/sYVDuh3g6v
— 🐛 (@AO_larva) 2016年5月19日
まとめ
リボンを誕生させるためには少し時間がかかってしまうかもしれませんが、生まれてきてくれた時の喜びは何倍にでもなって返ってきてくれることでしょう。
そう考えると生まれてくるまでの時間もドキドキ、ワクワクしますね。