そもそも体着とは、孵化した稚魚が、親魚の体表にくっつくことを言います。
親の体にくっついて、そこから親のディスカスのディスカスミルク(人間でいう母乳のようなイメージ)をもらうのです。
稚魚が親の体に体着している期間はしばらく続きます。
具体的には数日、といったところでしょうか。
その間、ディスカスたちに餌は何を与えればいいのか?
水換えはどうしたら良いのか?
この二点について解説していきます。
ディスカスの稚魚が体着中!餌ってどうする?
ディスカスの稚魚が、親の体にくっついている間、親や稚魚には何を与えたら良いのか?
まず初期については、餌は必要ありません。
そもそも稚魚は親から栄養をもらっていますし、まだ餌を食べられません。
そしてこの時期は、親は育児のストレスからか餌を殆どたべません。
結果的に、餌は必要ない、となります。
稚魚が大きくなってきたら、ブラインシュリンプを与えます。
この頃には、稚魚も餌を食べられるようになっていますので、少しずつ餌を与えていきましょう。
大切なのは、食べ残しがでないように少しずつ、です。
ディスカスの稚魚が体着中!水換えはどうする?
稚魚が親に体着している間は、水換えを控えなければなりません。
理由は、急激な水質変化を起こさないようにするためです。
いつもの水換えは、普段のディスカスなら平気な程度の水質の変化にとどまります。
ですが、稚魚にとって、また神経質になっている育児中の親魚にとっては、それが大きな変化に感じられる可能性があります。
ですから、親や稚魚たちのことを考えると、水換えは控えなければいけないのです。
加えて水換えができないとなると、餌を与える訳にはいきません。
水換えができない以上、餌の食べ残しなどを取り除くことができないからです。
食べ残しがそのまま放置されていては、水質の悪化を招きます。
そうなってしまっては、親も稚魚ももろとも亡くなってしまいかねません。
そうした理由から、体着中の水換えは控えます。
または、餌の食べ残しを取り除くだけの、ごく少量のみの水換えに留めます。
前項で述べた、餌(ブラインシュリンプ)を与えるときは食べ残しが出ないように少しずつ、というのは、ここに繋がります。
まとめ
稚魚が体着している間、餌は与えず、水換えは最小限に留めましょう。
そうすることで、結果的にディスカスたちの健康につながります。