ディスカスを含め、熱帯魚が病気になったとき、みなさんはどう対応しますか?

薬浴、という答えが多いかと思われますが、薬浴の他に、塩浴が存在するのを御存じでしょうか。

例えば、ディスカスで気を付けなければならない病気の一つ、ディスカスエイズにかかってしまったとき。

体から色の美しさが消え真っ黒になり、ヒレをたたんでしまい、体から粘液を分泌し続ける、見ていて非常に痛々しい病気です。

ディスカスエイズにはグリーンFゴールドでの薬浴が有効ともされていますが、実は塩浴も有効なのです。

ディスカス 病気 塩 量

ディスカスの病気の治療に塩を使うの?

塩浴とは、読んで字の如く、塩を溶かした水で魚を泳がせることを言います。

薬浴で使うのは薬ですが、塩浴の場合はそれが塩なのです。

そもそも何のために塩浴をするのかというと、塩分で浸透圧を意図的に調整することで、魚の体にかかる負担を最小限に減らして、体力を確保してやることで、自己治癒に専念してもらうためです。

また、塩には殺菌作用があるため、魚の体内に入り込んだ細菌の退治にも一役買ってくれます。

前述したディスカスエイズは、細菌によって引き起こされる病気です。

ディスカスエイズには塩浴が効果的だと言いましたが、それは塩がディスカスの体内の細菌を退治してくれるからなのです。

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ディスカスの病気を治すのに使う塩の量は?

塩浴の場合、水に溶けている塩分を0.5%にするのが理想です。

0.5%の塩分濃度は、水10リットルに対して塩を50グラム入れれば作ることが出来ます。

なので、100リットルの水槽で塩浴する場合に使用する塩の量は、500グラムということになります。

150リットルの水槽で塩浴をする際は、750グラムの塩を使用します。

量ってみると案外多いので、初めは驚かれるかと思いますが、問題ありません。

ちなみに、塩浴を終えたあと、ディスカスをそのまま元の水に戻してはいけません。

塩分濃度の違いに驚いて、ストレスになってしまうからです。

そのストレスが原因で、また病気になってしまっては、元も子もありません。

塩浴を終えた後は、急に戻すのではなく、徐々に塩分濃度を下げた水に換えていって、最終的に元の水に戻すようにしましょう。

まとめ

薬浴だけでなく、塩浴もディスカスに有効な治療方法です。

やり方を覚えることで、ディスカスの病気をより早く治して元気にしてあげましょう。

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