エンゼルフィッシュは初心者のアクアリストでも飼育しやすく、繁殖も容易な熱帯魚と言われています。
稚魚が成長して小さなエンゼルフィッシュが水槽の中で泳ぐ姿はかわいらしいので是非、繁殖に成功したいものですよね。
産まれた稚魚を無事にエンゼルフィッシュらしい姿になるまで成長させるには、ちょっとした注意が必要です。
こちらでは稚魚育成と電気の関係についてご案内いたします。
エンゼルフィッシュの稚魚!電気の関係は?
産まれたての稚魚は大変に小さく、とてもエンゼルフィッシュには見えません。
まだエンゼルフィッシュの形になっていない稚魚を育てる場合は、電気は点けたままにしておきます。
暗い状態にしてしまうと、夜が明けて水槽をのぞいたとき、親が食べてしまった後で稚魚が一匹もいないということがあるからです。
子育て中の親は神経質になりやすいので、電気を消したことが原因で驚いたりストレスを感じて食べてしまうことがありますので、電気は点けっぱなしにしておくことをおすすめします。
個体差でそれぞれ違いがありますが、約3週間もすればある程度の大きさまで成長していきます。
約2cm~4cmくらいにまで成長して、稚魚がエンゼルフィッシュらしい姿になってきますので、食べられる心配は無くなります。
その頃には電気を24時間点けっぱなしにしなくても支障はありません。
ただし、親から隔離して稚魚だけで育てているのなら、必ずしも電気を24時間点けっぱなしにしなくても良いので、暗くなっても稚魚の様子が変わらないようなら消しても問題はないでしょう。
まとめ
エンゼルフィッシュは子育てをする熱帯魚として有名な魚です。
稚魚が産まれると他の魚はもちろん、飼い主が水槽を覗いただけで威嚇することもあるほど、子育てに熱心な魚です。
基本的には親と稚魚を離す必要はないのですが、たとえ電気を点けっぱなしにしていても、ちょっとしたストレスで育てられないと判断して食べてしまうことがあります。
親と稚魚を同じ水槽で育てているのなら、稚魚の数が極端に減ってしまっていないか観察をしながら、もしも減っているようならば、親から離してみることも考えてみたほうがよいでしょう。