ピラニアといえば人を集団で襲うとても怖い魚というイメージを持つ人が多いと思います。
ピラニアは南アメリカの熱帯地域に生息する肉食の淡水魚の総称なのですが、実際に現地ではピラニアによる被害報告があります。
ですので、ピラニアが人間を襲うことがある危険な魚であることは間違いではないです。
しかし世の中には危険やリスクに魅力を感じ、魅かれる人が少なからずいるものです。
なんとこのピラニアを自分で飼育している人もいるのです。
しかもなんと繁殖にチャレンジする人もいるみたいです。
そこで今回はピラニアを飼育するうえでの繁殖の方法についてまとめてみたいと思います。
ピラニアの飼育での繁殖方法は?
ピラニアは卵生なので卵を産みます。
卵は砂に産み付けられるという特徴がありますので、繁殖を狙う場合は水槽に底砂を敷かなければなりません。
ピラニアは繁殖期になると自然と繁殖行動に移りますが、飼育下で人為的に繁殖させるのは難しいです。
ピラニアは混泳させやすい種であっても共食いに発展してしまうことが多い魚です。
餌を多めに与えるなどしてある程度は抑制することができますが、繁殖のために複数飼いする場合、共食いは覚悟しなければなりません。
飼育下のピラニアの繁殖を狙う場合、7~8匹程度同じ水槽で混泳させ、卵を産んでくれるのを待つというやり方が一般的です。
ピラニアはオスメスの判別がとても難しく、外見からはほとんど区別がつきませんので、ペアを成立させるためにもこの方法がおすすめとされています。
ピラニアが砂底をならすような行動をし始めたら、繁殖が成功したかもしれません。
ちなみにこれはオスのピラニアがメスが砂底に産卵しやすくするためにする行動で、産卵の前兆のサインでもあります。
まとめ
今回はピラニアの繁殖についてまとめてみました。
ピラニアは飼育下での繁殖が難しい部類の魚です。
繁殖を人為的にさせるこれといった方法は特になく、まとまった数のピラニアを同じ水槽で混泳させて繁殖するのを待つしかありません。
共食いが発生する可能性も高く、繁殖を狙うにはかなりリスクのある魚であるといえるでしょう。