プレコは水槽のコケを取ってくれることから、アクアリウムに慣れていない方には飼いやすい熱帯魚です。
アクアリウムなら複数の魚を混泳させて楽しみたい人も多いでしょう。
プレコは比較的性格がおとなしいとされています。
しかし、縄張り意識の強いプレコと弱いプレコを一緒にすると、プレコ同士での衝突が時々あります。
混泳するには、おとなしい種類のプレコをおススメします。
では、プレコと混泳させる魚としてポリプやテトラはどうなのでしょうか?
ポリプテルス(ポリプ)とプレコの混泳について
ポリプとは熱帯アフリカに分布する淡水魚です。
昼は物陰に潜んでいますが、夜になると活発に泳ぎ出します。
販売店などでは混泳は可能と銘打っている場合があるらしいですが混泳は好ましくないようです。
それは何故かと言いますと、プレコは他の魚を舐める性質があります。
そしてポリプは抵抗せず舐められ続けてしますのです。
すると、ポリプの体がボロボロに傷付いてしまいます。
混泳はリスクの高いことだと言えるでしょう。
そもそも、プレコとポリプが相性が良くないというのは有名な話なので、知っている人はまず混泳は控えているそうです。
しかし、それでも混泳をさせている人が多いのもまた事実であり、やはり最終的には自己責任と言えるでしょう。
テトラとプレコの混泳について
テトラは体長数センチの小型な魚ですが、人工飼料でも問題なく成長するため飼育し易いことから、淡水熱帯魚の入りには易しいとされています。
プレコは水流を好みます。
そのため、水流ポンプを設置している方も多いのではないでしょうか?
その場合、テトラの様な小型な種類は強い水流により衰弱していってしまいます。
元気な場合、プレコはおっとりしているので捕まえることは容易ではありませんが、少しでも弱っていると、プレコに食べられてしまったというショッキングな事になることもあります。
小型のテトラのような種類は混泳しない方がよいでしょう。
今回上げた種類のポリプやテトラはプレコとの混泳はあまりおススメできませんが、プレコ自体混泳は可能です。
プレコの混泳に向いている種類
混泳に向いている種類のプレコは、
- ブッシープレコ
- タイガープレコ
- クイーンアラベスク
- インペリアルゼブラ
などです。
小型のプレコと同等サイズの魚との混泳なら、うまく混泳させられます。
体長が大きく成長する大型のプレコの場合、攻撃的になる可能性があるので混泳には向いていません。
もし混泳をする場合、特にプレコは糞をよくするので水槽の掃除はマメに行う事や、他の魚に虐められたり他の魚に追いかけまわされる事がないよう、流木やプレコマンションを設置しましょう。
そうすることで逃げ場所を作り円滑な環境を整えることができます。
まとめ
プレコは比較的穏やかですが、自分より小型の魚を攻撃したり、他の魚を舐める性質があります。
その点に注意しつつ、自分の理想のアクアリウムを作成してみてはいかがでしょうか?