魚の飼育に興味が湧くと気になってしまう観賞魚。
その中でも人気のひとつに「ポリプテルス」が挙げられますよね。
よく別名で古代魚と称されていますが、なんと白亜紀の頃の地層から今と変わらない姿の化石が見つかったからなのです。
(歴史関連に詳しくなかったので調べてみると大雑把に言っても1億年前でした。)
そんな時代から姿形を変えていないポリプテルス。
それぐらい永い時代を生き抜いてきたからなのか、ポリプテルスの飼育は、体も強くよく食べるなど、初心者でも割と簡単な方と言われています。
しかし、実は逆に飼育下になると弱いと言われているのです。
ですので、きちんとお迎えする環境を整える必要があります。
では、お迎えする環境の第1歩という事で…まずは、水槽とフィルターについて調べてみます。
ポリプテルスの水槽とフィルター選び
ポリプテルス用の水槽のサイズ
ポリプテルスは、大きさは観賞魚の中では中型(種類によっては大型)の分類になります。
そして更にポリプテルスの中で、小型と大型に分かれます。
小型ですと約30㎝未満程から50㎝程度。
小型には、ポリプテルス・セネガルスやポリプテルス・パルマス等、ポリプテルスの飼育入門編とよく言われている種類があります。
セネガルスは50㎝ぐらい、パルマスは30㎝ぐらいです。
そして、肉食魚のせいなのか、かなり活発に動くお魚です。
それをふまえた水槽のサイズとしましては、
60㎝のワイドサイズ、もしくは90㎝が推奨されています。
少し注意点としまして、60㎝ワイドのサイズでもいいとはいうものの、混泳させる目的があったり、お財布の都合が付くなら、最初から90㎝サイズの水槽が好ましいですね。
何故かと言うと、狭い水槽では、活発に動きよく食べるお魚なので、水が汚れやすくなります。
そうなりますと、水換えの頻度も上がり、ポリプテルスにも飼い主にも負担やストレスが掛かってしまいますよね。
また、混泳の目的がある場合も、喧嘩などのストレスによって最悪の場合、突然亡くなってしまうケースもあるようなのです。
ちなみに、大型になりますと約60㎝から80㎝を超える個体になるそうです。
初心者の方でいきなり大型から攻める方は少ないとは思いますが、大型を飼育する場合は水槽は最低でも120㎝、できるなら180㎝が望ましいです。
水槽が大きくなればなるほど、お手入れや金銭的な負担も比例して大きくなるので、初めは小型からがお薦めです。
ポリプテルスの水槽のフィルターについて
ポリプテルスは、観賞魚の中では中型もしくは大型に分類されると述べましたが、大きめのお魚は水を汚しやすいと言われています。
ですので、つまりフィルターが必須になります。
フィルターにも種類が幾つかありまして、ポリプテルスによく推奨されているが「上部フィルター」です。
上部フィルターはその言葉通り水槽の上に設置します。
利点としては、とにかくお手入れのし易さが挙げられます。
水槽の中のフィルターをメンテナンスする訳ではないので、かなり楽ですね。
他にも、購入した水槽に元々セットで付いていたり、外部フィルター等に比べると安価だったりと、お得感もあります。
注意点としては落水パイプから濾過槽に入ってしまう事例があるそうです。
落水パイプが水面下になったりする場合などは、対処しましょう。
また上部フィルターは、水槽の上に設置する為、枠付き水槽にしないと、オールガラス製の場合、割れる心配が出てきます。
まとめ
ポリプテルスを飼育するには、大きめの水槽や、水を綺麗に保つ為のフィルターが必須となります。
推奨されている上部フィルターは、水槽の上に置くので、外観がイマイチだったり、上から覗き込んでの観賞がしにくかったり等の見栄えのデメリットもあります。
ですが、初めはやはり多数の方々が推奨している様な環境を作ってあげて欲しいです。
ポリプテルスにも飼い主の方にも、ストレスがないように一緒に過ごして下さいね。