皆さんはプラナリアという生物をご存じですか?

ナメクジのような見た目の生き物ですが、半分に切るとそれぞれが再生し、2匹になるという不思議な生き物です。

プラナリアはなぜ再生できるのでしょうか?

ここではプラナリアの再生の仕組みについてご紹介します。

プラナリア 再生 なぜ 仕組み

プラナリアはなぜ再生できるの?

プラナリアは2つに切ってもそれぞれが再生し、2匹のプラナリアになるというとても変わった生き物です。

プラナリアはなぜ再生できるのでしょうか?

プラナリアの再生は、プラナリアの増殖方法にヒントがあるようです。

プラナリアは、通常ある一定の大きさになると、胴体の中央付近にある咽頭の少し下でくびれを生じ、2つに切れてやがてそれぞれが個体になります。

無性生殖と呼ばれる増殖方法をとる生き物になります。

このような増殖方法を行うので、プラナリアには高い再生能力が備わっているようです。

ちなみに、環境が悪化すると、自分の中に体液と卵子を作り、有精生殖をおこなうこともあるそうです。

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プラナリアの再生の仕組みは?

プラナリアの再生力の源は、全能性幹細胞と呼ばれる、何にでも分化することのできる細胞が、全身にあるところにあります。

この全能性幹細胞のおかげで、2つに切られてもそれぞれが再生し、2匹のプラナリアへと増殖することができるのです。

また、頭や尾が正しい方向に再生される仕組みは、「ERK」というタンパク質の活性が高い部分は頭に、「β-カテニン」というタンパク質がよく働く部分は尾になる、ということが分かっているそうです。

この2種類のたんぱく質の濃度によって、幹細胞が分化する器官が決まるそうです。

まとめ

いかがでしたか?

ここではプラナリアの再生の仕組みについてご紹介しました。

プラナリアは切っても増殖するとても不思議な生き物です。

よく見ると目があり、わりと愛らしい顔をしているのも特徴的ですね。

意外なことに日本の川の上流などでは普通に生息しているようなので、見かけることがあったら観察してみるとおもしろいかもしれませんね。

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