グッピーは熱帯魚の中でも代表的な魚で、比較的育てやすく、初心者には人気があります。
そんなグッピーは性別が変化する熱帯魚としても知られていますね。
今回はグッピーの性別の変化について調べてみました。
グッピーの性別の見分け方
グッピーは生後一か月ほどで性別を見分けることができます。
メスはお腹からお尻にかけて妊娠点という黒い線があります。
これはメスだけに現れる特有の物で、生後3週間くらいで判別できるようになります。
オスの尻ビレはシャープな三角形のような形になっています。
メスの尻ビレはシャープな形ではなく、丸くなっています。
こちらは生後一か月くらいで見分けられるグッピーもいますが、はっきりしないグッピーもいるため妊娠点の次に参考にしてください。
オスは腹ビレが尖ってきます。
こちらも生後一か月ほどで判別する事が可能です。
グッピーはなぜ性別を変化させるのか?
生き物の中には性別を変化させ、より多くの子孫を残そうとするものがいます。
哺乳類には性別を変化させる生き物は存在しませんが、海の中にいる魚類を中心に約300種類ほどが確認されています。
グッピーもその中の生物の一つです。
グッピーなどの小さい魚は生存競争が厳しく、より多くの子孫を産まなければいけません。
そのため性転換ができるように進化したと言われています。
性転換する魚
「ホンソメワケベラ」や「サクラダイ」は産まれた時は全てメスとなり、オスは全く存在しません。
このようにメスからオスに変わる魚を「雌性先熟」と言います。
また「クロダイ」や「クマノミ」などはオスからメスに性転換します。
このような魚を「雄性先熟」と言います。
また環境要因により性別が変化する魚も存在し、「ヒラメ」の稚魚は水温を18度に飼育するとすべてメスになり、また高温で飼育するとオスになります。
まとめ
グッピーは生存競争が厳しい海の中で生き残るため、性転換ができるようになりました。
メスとオスをしっかり見分ける事により、グッピーを繁殖させる事も可能です。
ただし繁殖力が強いので、計画的に妊娠させる事をお勧めします。