飼育しているカージナルテトラに、気泡や水疱を見つけたことはありませんか?

注意深く観察していても、ある日突然病気の症状が現れることもあります。

熱帯魚がかかりやすい病気として、白点病や尾グサレ病等、比較的広く知られている病気もありますが、気泡や水疱ができる病気があるのをご存知でしょうか。

カージナルテトラ 病気 水泡

カージナルテトラに水疱!病気の治し方と予防策は?

カージナルテトラを良く見てみてください。

水疱ができていませんか?

そして初めは水泡だけだったのに、中に白い長細いものが見えたりしていませんか?

もしその症状がでている場合は、寄生虫がついている証拠です。

カージナルテトラ、ネオンテトラ等、カラシン科の熱帯魚に寄生しやすい線虫がいます。

この寄生虫に関しては正式名称が無く、適切な治療方法もまだ見つかっていません。

寄生されたカージナルテトラを捕獲し、ピンセットで線虫を取り出す方法もありますが、身体が小さく傷つけることのリスクを考えるとオススメはできません。

ピンセットより安全に寄生虫を取り除く方法としては、トロピカルN等寄生虫に効果のある薬を使って、寄生された個体を別の容器に移し薬浴させるのが良いですが、強いお薬でもあるので使用方法に注意してください。

ただ、一週間以上かかる場合もありますし、とりきれない場合もあります。

また、寄生虫ではなく別の病気としてあげられるのが、気泡病です。

金魚がかかりやすい病気ですが、まれに熱帯魚も発症する病気です。

症状としては水中の酸素や水素が過剰となり、ガスが血管内等で気化しヒレを中心に気泡ができます。

眼球や腹部が膨張することもあり、二次感染として他の病気に侵される可能性もありますので注意が必要です。

水ぶくれのように大きくなり過ぎると、泳ぐことも困難になります。

水温が高くなる夏場に発生しやすいため、水温の管理を怠らないようにしましょう。

水槽の水が古い場合にも発生しやすいため、適切な頻度で水換えを行うことも予防策となります。

治療法は、初期であれば水換えで改善しますが、酷くなっている場合はメチレンブルー等の薬を入れ、薬浴させることが効果的です。

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まとめ

見慣れない症状が出ると不安になると思いますが、飼育環境を整えるだけで予防できる病気もありますし、初期段階で対応策をとれば重症にならずに回復する確率も高いです。

普段からこまめに観察し、いざというときすぐに適切な治療を行えるように準備しておきましょう。

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