カージナルテトラはアマゾン川上流域に生息する熱帯魚です。
頭部から尾にかけてメタリックな青色のラインが入っており、下半分は赤色をしていてネオンテトラにとても良く似ています。
初心者が飼育しやすい熱帯魚としても知られていますが、普通の水道水で飼えるのか?
水温はどうしたら良いのか?
カージナルテトラを飼育する環境についてお伝えします。
カージナルテトラの飼育に適した水温は?
まず、大半のご家庭では水道水を水槽に入れて飼われると思いますが、水道水はカルキを抜いてください。
水道水は魚の飼育に適しているとは言えません。
1~2日汲み置きするか、中和剤等を使って下準備を行ってください。
カージナルテトラは温かい地域に生息している魚ですので、水温は24~28度が適温となります。
水温が下がると免疫力が低下し病気が蔓延しやすくなりますし、高くなりすぎても水中の酸素濃度が低下し活動が低下します。
15度以下の水温でも問題なく生きているという方もいらっしゃると思いますが、水温が低下した際にかかりやすくなる病気もあります。
ウオノカイセンチュウという寄生虫が原因の「白点病」という病気です。
繁殖もしやすいので、病気も広がりやすいです。
病気を予防する意味でも、水温管理は徹底しましょう。
また、カージナルテトラは水温の変化に敏感ですので、買ってきて水槽に移し替えるときも注意が必要です。
水槽にカルキ抜きした水を張ったら適温にし、買ってきた袋のまま水につけ、袋の中の水と水槽の水の温度の差を少なくしてから水槽に放すと良いでしょう。
水槽の水を換えるときも同じことが言えますので、注意が必要です。
カージナルテトラはヒーターなしで飼える?
前述したように、カージナルテトラの飼育に適した水温は24~28度です。
日本には四季がありますので、水温をキープするためにヒーターは必須と言えます。
熱帯魚用のオートヒーターを備えておきましょう。
自動で水温を一定に保ってくれます。
オートヒーターでなければ、水温を保つためにサーモスタットも必要です。
夏場はヒーターを付けると高温になりすぎるためスイッチを切ることをおススメします。
まとめ
カージナルテトラは非常に美しく、初心者にも飼育しやすい熱帯魚ではありますが、ちょっとした水温の変化で衰弱したり活動が低下してしまう敏感な一面もあります。
オートヒーターがあれば水温の管理もそこまで難しいことは無いと思いますので、少しでも長生きしてもらえるように適した環境を作り上げてください。