熱帯魚を飼育していくうえで、寄生虫が発生することがあります。
代表的なものは白点病というウオノカイセン虫(イクチオフチリウス)でしょうか。
他にも皮下線虫やウオジラミといったものがいます。
日頃からよく観察し対策をとっていても、万が一そういった寄生虫が繁殖してしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?
調べてみました。
カージナルテトラに寄生虫がついた場合の治療法
カージナルテトラに寄生虫がついた場合の治療法ですが、薬浴という市販の薬を水槽に混ぜる方法と、塩を混ぜる塩浴という方法があります。
薬浴は理解できるけど、淡水魚の水槽に塩を入れるなんて!と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、塩には殺菌作用があることと、0.5%の濃度にして塩浴させると熱帯魚の体力の回復にも役立ちます。
濃度0.5%というと、1リットルに対して塩5gとなりますので、徐々に溶かし温度も24~28度にし、水合わせをしながら寄生虫のついたカージナルテトラを入れてください。
温度や塩分濃度が極端に違う水に入れると、更に弱ってしまう原因となります。
勿論塩浴を終えたら水をかえなければいけませんが、このときもすぐ戻すのではなく、徐々に塩分濃度を低くしていくように気を付けてください。
カージナルテトラについた寄生虫を薬浴で治そう
水槽内に薬を入れることを薬浴と言います。
薬浴には注意点があり、直接飼育用水槽に入れてはいけません。
他の元気な個体に影響を与えたり、バクテリアを攻撃してしまうからです。
必ず寄生虫がついているカージナルテトラを別の容器や水槽に入れて行います。
塩浴の際も同じです。
また、もしエビを飼っているならエビを薬浴させてはいけません。
伝染力の強い病気にかかったときは、飼育用水槽ごと薬浴させることもありますが、その場合はエビ等の甲殻類は隔離しましょう。
薬浴の代表的なお薬としてはグリーンFやメチレンブルーがあり、白点病、尾ぐされ病、コショウ病、水カビ病などに効力を発揮します。
主成分は塩化ナトリウムなので、塩です。
熱帯魚の浸透圧の調整を手助けし、自然治癒力を高めることを目的としています。
まとめ
薬浴も塩浴およそ一週間程する必要がありますが、急に濃度や水温をかえるとカージナルテトラの負担になってしまいますので、水合わせも大切です。
慎重に行ってくださいね。
熱帯魚だけでなく、塩浴や薬浴で水草がかれることもありますので、水草を取り出しておくこともお忘れなく。