一般的にドジョウはコイ目・ドジョウ科に分類される淡水魚を広くさしていることが多いのですが、その仲間にはたくさんの種類がいます。
それぞれの大きさや模様など、種類によっていろいろなのですが、ドジョウの種類を見分ける方法について調べてみたいと思います。
その中でも主に日本で見られることが多い種類についてまとめてみましたので、お付き合いください。
ドジョウの種類について
ドジョウは通常オスよりもメスの方が大きくなります。
日本国内でも親しまれてきた種類には、マドジョウ、ヒドジョウ、シマドジョウ、ヤマトシマドジョウ、スジシマドジョウ、アジメドジョウ、アユモドキ、ホトケドジョウが挙げられます。
中でもマドジョウが最も身近な場所で見られる種類だといえるでしょう。
それそれの大きさは?
- マドジョウ約10-15cm
- シマドジョウ約6-14cm
- ヤマトシマドジョウ約8-14cm
- スジシマドジョウ約7-10cm
- アジメドジョウ約10cm
- アユモドキ約15-20cm
- ホトケドジョウ約6cm
ドジョウといっても、種類によって大きさに差があるものですね。
種類の見分け方は?
ではドジョウの種類を見分ける方法はあるのでしょうか?
結論からいえば、模様だけで区別するのはとても難しいようなのですが、それでもまだ分かり易い特徴をまとめてみます。
- マドジョウ
口ひげが10本あるのが特徴だそうですよ。
またマドジョウの遺伝子変異型として生まれてきたのがヒドジョウで、体全体がオレンジ色をしています。
ヒドジョウは主に飼育用として人気が高いです。
- シマドジョウ
点々が横に並んでいると表現できるのでしょうか。
亜種がたくさん存在して模様も微妙に違うことから見分けるのは非常に困難なようです。
口ひげは6本ありますが、他にも6本もつドジョウが存在します。
- ヤマトシマドジョウ
口ひげは6本で、九州と山口県にしか生息していません。
- スジシマドジョウ
斑紋が筋状に走ることが多いものの、これにも例外があることが多いようです。
- アジメドジョウ
口ヒゲも6本で、波型の模様がついています。
別名ゴマドジョウとも呼ばれるそうですよ。
- アユモドキ
ドジョウの中でもちょっと変わっているアユモドキは、底にじっとしていることが多いドジョウとは違い、他の魚と同じように泳ぎ回り、模様も地面と垂直に縞々が数本入っています。
京都と岡山の一部にしか生息しておらず、実は天然記念物だそうですよ。
- ホトケドジョウ
細かい斑点がびっしり入っていて、口ひげは8本あります。
本州と四国に生息しているようです。
まとめ
国内で見られる主な種類についてご紹介してきましたが、模様だけで見分けるのはかなり難しいようですね。
生息地やひげ、大きさを総合して見分ける必要がありそうです。
ドジョウの中には絶滅危惧種もいるようなので、野生の個体を見つけたら大切にしてあげてください。