ドジョウは、食材として知られる地味なイメージのコイの仲間です。
最近では、カラフルな品種も出てきており、金魚やメダカと一緒に水槽で飼う人もいます。
その中には、砂に潜らないドジョウがいるというのです。
それはどういったことなのか、見ていきましょう。
ドジョウには砂に潜る?
ドジョウは泥の中でも生きられるように、エラ、口、皮膚、腸でも呼吸できる体になっています。
泥の中で敵から身を守ったり、寒い冬の間冬眠するためなのです。
ドジョウの中には砂に潜らないのがいるの?
一口にドジョウと言ってもたくさんの品種があり、ドジョウの中には、砂に潜らないものもあります。
フクドジョウとホトケドジョウがそれです。
生息する環境がそれぞれ違います。
一般的なドジョウとは違う環境が必要になってきますので確認しておきましょう。
- フクドジョウ
北海道や東北地方の川に生息し、川の瀬の石と石の間に好んで生息します。
大きめの石を何個か並べて入れてやるとその隙間に隠れます。
- ホトケドジョウ
主に中層を泳ぎますので、水草を入れてやると喜んで隠れます。
ホトケドジョウの特徴として、他のドジョウが10本、アユモドキ属のローチなどが6本のヒゲであるのに対して、ホトケドジョウのヒゲは8本あります。
しかし、ホトケドジョウはドジョウの中で唯一、肉食です。
この品種を飼う場合、他の種との混泳は避けてください。
また、ドジョウが環境に慣れて、安心して暮せる場合、砂に潜る必要がなくなって潜らなくなる個体もあります。
しばらく様子を見て、酸素が不足していないか、水質が悪くなっていないか、ヒレにカビのようなものかないかチェックして、問題なさそうならば、そのまま様子を見ておきましょう。
まとめ
ドジョウの中には砂に潜らない品種もあり、それぞれ生息する環境が違いますので、彼らには、他のドジョウとはまた別の環境を作ってやる必要があります。
また、住処に危険がないため、安心して潜らなくなる個体もいます。
ドジョウにとって居心地がよすぎるのかもしれません。