ドジョウを飼育していると病気の事が気になりますよね。
既に自分の家のドジョウが病気になっているかも…と心配されている方もいるかもしれません。
ドジョウを飼育していると病気になってしまう事もあります。
特に多いと言われているのはエロモナス感染症という病気です。
エロモナスとは具体的にどのような病気なのか疑問に感じる人もいるでしょう。
ドジョウがエロモナスにかかった時の治療方法について調べてみましたので、是非参考にしてみて下さい。
ドジョウがエロモナスにかかったら?その症状と治療法は?
ドジョウがエロモナスにかかった時の症状を詳しく見ていきましょう。
まず、エロモナスには運動性エロモナスと、非運動性エロモナスの2種類があると言われています。
運動性エロモナスの症状には、体が膨れあがり、鱗が逆立ってくる「松かさ病」と、眼球が飛び出る「ポップアイ」、鰭や体の表面、肛門が赤くなり皮膚がはがれて粘膜が染み出てくる「鰭赤病」、鰭赤病と症状が似ているといわれる「赤斑病」があります。
非運動性エロモナスの症状は、鱗の充血からどんどん悪化し、鱗がとれてその下の皮膚がえぐれて穴が開く「穴あき病」があります。
エロモナスの治療法ですが、エロモナスの治療の基本は「薬浴」と言われています。
エロモナスの症状がでたら、ドジョウを隔離水槽に移動して薬浴させてみましょう。
薬の種類ですが、主成分がオキソリン酸である薬剤を選びましょう。
代表的な薬がグリーンFゴールド(累乗、リキッド)、パラサンDなどです。
また塩水浴と併用して効果を上げているケースもあるそうです。
塩の濃度は0.5%とか0.1や1%が良いなど様々言われていますが、ドジョウの様子をみながら少しづつ濃度を上げていきましょう。
また、水温を上げるというのも治療に効果的なようです。
非運動性エロモナスの穴あき病の菌は高水温が苦手なので、少しずつ水温を上げて25度位にすると治療の効果が高まります。
それとは逆に、運動性エロモナスは菌が高水温を好むようなので水温を上げて菌を滅する事はできないようです。
ドジョウがエロモナスにかかってしまう原因は、主に飼育水槽の汚れや魚の体力の低下が関係しています。
餌の与えすぎや、過密飼育が原因で水が汚れて発生してしまうのです。
水槽内の掃除は汚れを舞い上げてしまうと水質が悪くなってしまうので、注意しながらろ過機の中の汚れや底床をプロホースで掃除しましょう。
水換えや清掃をして水をきれいに保ち、エロモナスを発生させない事が重要ですね。
まとめ
ドジョウを飼育する時は、病気にかからないよう水質悪化を防ぎ、ドジョウの様子を常にチェックする必要がありますね。
慣れないうちはレイアウトをシンプルにして水槽内を掃除しやすいようにするのも1つの方法だと思います。
エロモナスは治る可能性が低い病気だと言われています。
ですから日頃の予防が大切ですね。