アロワナ、特にアジアアロワナは白亜紀からその姿が変わらない古代魚として有名です。
別名、生きた化石・龍魚ともいわれています。
熱帯魚の王様としても非常に人気があり、熱心なファンも数多くいます。
アロワナの特徴は、とにかく全てのパーツが大きいことです。
下あごに2本の髭があり、大きな口と大きな鱗を持っています。
そのため、アロワナを飼育するには大きな水槽が必要となります。
またアロワナは外敵から身を守るために時々ジャンプをするので、水槽から飛び出ないようにフタをして、更にその上に重量のあるおもしを置きます。
では、アロワナを繁殖させるにはどうしたらよいのでしょうか。
水槽の中で繁殖はできるのでしょうか。
繁殖させるにはどのくらいの水槽が必要なの?
アロワナの繁殖には大型の水槽が複数必要になります。
また管理を徹底しないといけないので初心者には難しく、飼育設備も知識も必要です。
小型であるアジアアロワナならば最低180×60×60センチの水槽を、大型のシルバーアロワナならば最低180×90×60センチの水槽を準備しましょう。
繁殖の条件としては、アロワナが4歳以上であることです。
アロワナは恋をする!?
アロワナは恋をする、珍しい熱帯魚です。
オスとメスの個体同士の相性が良くないと繁殖しません。
繁殖させるには、まずペアリングをします。
大型の水槽にアロワナのオスとメスを1匹ずつ入れ、お見合いをさせます。
相性が悪いと喧嘩を始めてしまいます。
その場合はペアリングの相手を変えて、再チャレンジしてみましょう。
相性が良いと寄り添って泳いだり、甘噛みや鳴き声が確認できます。
このような行動がみられたら、ペアリング成功です。
メスは産卵が近づくと腹部が膨らみ、オスはメスの腹部を攻撃して産卵を促す行動を取るようになります。
通常は40~50個の卵を採卵し、オスが口の中で卵を育てるという非常に珍しい熱帯魚です。
まとめ
アロワナは稚魚の時は小さいですが、すぐに大きく成長する魚です。
大型の水槽を置く場所がない場合は、飼育はおすすめできません。
繁殖を試みる場合は、オスとメスのアロワナを一緒に飼育しても余裕がある大きさの水槽が更に必要です。