初めての繁殖や繁殖がなかなか上手くいかないとき、何が間違っているのか分からず、困っていませんか?

しっかり準備を整えて、万全な状態で挑みたいですよね。

コリドラスはどんな条件がそろえば、繁殖を行うのでしょうか?

ものすごく、気になりますよね?

そこで、今回はコリドラスを繁殖させるための条件や環境について紹介します。

コリドラス 繁殖 条件 環境

コリドラスを繁殖させるための条件とは?

まずはコリドラスのオスとメスを同じ水槽に入れるところからスタートします。

コリドラスにも相性があるので、ペアの2匹だけを水槽に入れるのではなく、4匹から5匹ほどのコリドラスを入れ、様子を見るといいでしょう。

このとき、オスを多めに入れておくと産卵する確率が上がります。

ある程度成長しないとオスとメスを見分けることはできませんが、お腹の横側がふっくらとしているのがメスです。

また、お腹のヒレが丸みを帯びているのがメスで、細くとがっているのがオスです。

お店に売っている幼魚の段階では、見分けが付きにくいです。

その場合には、5匹以上まとめて買うといいでしょう。

確率的にオスとメスの両方がいるはずです。

コリドラスを複数匹水槽に入れて、追いかけっこが見られたら、間もなく繁殖が始まるので大丈夫です。

コリドラスは水草の上や裏などに卵を産みます。

そのため、水槽に水草を準備します。

水草はアナカリスなどの細めの水草よりも、アマゾンソードやアヌビアスなどが葉が大きいので、卵を産み付けやすいです。

また、繁殖期になるとオスがメスを追いかけるので、設置している水草がぐちゃぐちゃになることがあります。

そのため、水草は流木や岩にくくり付けて設置するといいでしょう。

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コリドラスを繁殖させるための環境とは?

コリドラスを繁殖させる前に、繁殖専用の繁殖水槽をセッティングしましょう。

コリドラスの数やサイズにもよりますが、45cm~60cmくらいの水槽がオススメです。

繁殖水槽は卵を回収しないといけないので、シンプルなレイアウトを心掛けましょう。

繁殖水槽の場合、簡単に掃除ができるように砂を敷かないことが多いです。

砂を敷かない水槽をベアタンクといいます。

また、水槽内に卵を隔離し、飼育するスペースであるサテライトを設置する場合もあります。

サテライトを設置するだけで繁殖水槽の水質と同じ水質が保たれるため、水質や水温を気にすることなく稚魚を育てることができます。

繁殖水槽の水温は基本的に25℃程度に保ち、変化しても20~28℃の範囲内にとどめてください。

小さな水槽では夏場に水温が上がりやすいため、水槽内クーラーなどを使うのがオススメです。

水槽内のpH3は4.5~6.5の弱酸性に整えておくといいでしょう。

水道水のカルキを抜いて使えば大丈夫です。

コリドラスは水流があるところを好む種類が多いので、水槽内に流れを作ってあげると繁殖する確率が上がります。

運動不足の解消にもなるので、健康なコリドラスに育つことでしょう。

また、隠れ家となる流木や水草、トンネルなどをストレス軽減のために設置しておきましょう。

照明が強すぎるのもストレスになってしまうので、少し暗くしておきましょう。

水草などにコリドラスの卵を見つけたら、他の水槽に移します。

これは、他の魚に卵や稚魚を食べられないようにするためです。

前述したサテライトを使うのもオススメです。

卵は時間が経つとへばりつくので、見つけたらすぐに隔離するようにしましょう。

このとき、かびている卵や無精卵は捨てます。

無精卵は2~3日しても変化がないので、分かりやすいです。

卵はとてもかびやすいので、放っておくとかびてしまい水質の悪化につながります。

卵がかえったら、稚魚のお腹にある栄養袋が無くなったのを見計らって、ブラインシュリンプをあげます。

まとめ

今回はコリドラスを繁殖させるための、大切な条件や環境について紹介しました。

特に他の魚と混泳させている場合は、絶対に卵の隔離を忘れないようにしましょう。

また、コリドラスの繁殖スイッチをオンにするために、水槽の水を半分ほど換える、イトメを与える、水槽の水温を2~4℃ほど下げるなどの方法があります。

やりすぎると危険ですが、上手く利用してあげるといいかもしれません。

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