水槽の立ち上げに必要といわれるパイロットフィッシュはどんな役目でなぜ必要なのでしょうか。

またパイロットフィッシュになる魚とはどんな魚なのでしょうか。

重要な水槽立ち上げとパイロットフィッシュについてご紹介します。

ビーシュリンプ 立ち上げ パイロット

ビーシュリンプの水槽立ち上げにパイロットフィッシュは必要?

パイロットフィッシュが水槽の安定のために必要な理由は、水質をろ過してくれるバクテリアを繁殖させる役割のためです。

熱帯魚による餌の食べ残しや糞などによって有害物質が水槽に発生します。

それらを分解してくれるバクテリアが存在するのです。

それによって水槽はろ過されていきます。

これを生物ろ過といいます。

逆にいうと熱帯魚がいない水槽にバクテリアは繁殖していないということですから、最初に水槽に入る魚が必要になるわけですね。

それがパイロットフィッシュの役目なのです。

安定した水質に先導する魚という意味でパイロットという言葉が使われています。

生物ろ過がされていない水槽に始めに入る魚は必然的に強い魚ということになりますね。

いくら強いといってもすぐさま放り込むのではなく、ろ過装置を2~3日回した水槽と水温調節した状態に入れます。

立ち上げが何日で完了というのは決められないものです。

試験薬を使いアンモニアの毒素が無くなっていった状態でバクテリア定着完了ということになります。

見た目も水が濁っていず、澄んでいる状態になってくれば良い方向に向かっているということですね。

といっても、まだバクテリアは完全に定着しているわけではないので、何をいれても大丈夫という状態になるには最低でも一カ月は必要です。

ではその強いパイロットフィッシュになる魚とは何なのでしょうか。

ネオンテトラ、グッピー、アカヒレなどがよく挙がりますが、レッドビーシュリンプとの混泳は避けたいため、同じエビ仲間のヤマトヌマエビが有力候補ですね。

淡水では繁殖もしませんし、パイロットエビとして重宝される存在です。

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まとめ

パイロットフィッシュはどうしても使わなければならないものではありませんし、定着用のバクテリアも市販されているので、飼うつもりがなければそれらを利用するという手もあります。

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