ドジョウといえば、宴会芸のドジョウすくい踊りや「柳川鍋」の食材として思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
ドジョウはその愛くるしい姿から観賞用の淡水魚としても人気がありますね。
そんなドジョウですが、産卵の時期はいつ頃で、卵をどのように孵化させるのでしょうか?
色々と調べてみましたので、宜しければ参考にしてみて下さい。
ドジョウの産卵の時期はいつ?
ドジョウの産卵時期はいつなのでしょうか?
ドジョウの産卵時期は、5月~7月頃と言われています。
その中でも産卵の最盛期があって、それは5~6月頃になります。
産卵時期はちょうど田んぼに水を引く時期と上手く重なっているようです。
ドジョウはよく晴れた日や、雨が上がった日の夜明け頃から産み始め、2、3回産卵し、午前6時頃までに卵を産み付けます。
ドジョウのメスが産卵後、すなわち卵が接合してから約2日位すると卵が孵化します。
この時、透明の仔魚が生まれます。
さらに2日ほどたつと、体の色が黒く変化してきます。
仔魚は少しずつ泳ぐようになり、ミジンコなどの餌を食べるようになります。
ドジョウを水槽飼育で繁殖に成功した人の産卵した時期を調べてみると、どうやら自然界の最盛期と同じ位の5月や6月が多い様ですね。
ドジョウの卵の孵化の方法は?
ドジョウの卵の孵化の方法について見てみましょう。
ドジョウが卵を孵化するためには、まずドジョウが繁殖行動に成功するよう生育環境を整えてあげる事が大事です。
ドジョウの生育環境を整えるのはどんな事がポイントなのでしょうか?
まずはある程度余裕をもった大きめの水槽を用意し、そこに水草や底砂を入れ、水を張り、メス1匹とオス2匹を入れてみましょう。
ドジョウは、複数のオスがメスを追尾して繁殖をすると言われています。
産卵した卵は、水草に産み付けたり、底砂の上に卵をばら撒いたりします。
水温は18~22度位に保ち、水の入れ換えなどで飼育水をきれいに保ちましょう。
繁殖行動をしはじめると、メスが産卵するのですが、産卵後の卵の管理が孵化するのに大変重要なのです。
卵を産んだら別の水槽にすぐに入れてあげて下さい。
何故かというと親が卵を食べてしまうのを防ぐためです。
孵化したばかりの仔魚がいる時は水を足すときもそっと入れるようにして、あまり泥が動かないようにするのが良いそうです。
またエアーポンプやろ過装置などを使うと、仔魚の隠れ家である泥が攪拌されてしまうので生育を妨げてしまう恐れがあるので注意が必要です。
まとめ
ドジョウの産卵の時期や、ドジョウの卵が孵化する方法についてがお分かりになりましたでしょうか?
繁殖の時期になるとドジョウにも行動や体の変化が現れてきますので、変化の時期を逃さず水槽の中をよく観察してみましょう。