熱帯魚を飼育していると、どうしても繁殖期にあたる事もしばしば有ります。
当然シクリッドも熱帯魚ですから、飼育している限りは、繁殖期に当たります。
縄張り意識の高いシクリッドは繁殖した稚魚等も攻撃対象としてしまうのでしょうか。
熱帯魚の繁殖でシクリッドは他の魚と方法が違うのか?
熱帯魚の王道と言うとエンゼルフィッシュ等が有名です。
このエンゼルフィッシュは自ら産んだ卵を全部食べてしまう可能性が非常に高いのです。
ちょっとしたストレスを感じただけでパニック状態に陥ってしまい、産んだ卵を全滅させてしま事をしまうケースがあるからです。
エンゼルフィッシュの場合には、産卵を終えた親は隔離する事が飼育状の条件という事になります。
折角産卵しこれから繁殖する事が出来たと思った時の惨劇ですから、飼育者にとっては今までの苦労が…と言った所ではないでしょうか。
自分が産んだ卵を食べてしまうと言う魚も珍しくは有りません。
シクリッドはどうなのでしょう。
多くのシクリッドは、卵を産みっぱなし、放置しっぱなしと言う事はしない種類が多い様です。
卵がかえるまで、雌雄どちらかの口の中で守られて稚魚として口から放出される事になります。
シクリッドは稚魚が離れると親が口の中に入れて稚魚の隊列に戻すと言う行動をする事も確認されています。
ただこの場合でも、雌雄の縄張りが重なり合うような所では、メスがオスをつつき回す行動に出る事もあり、この様な場合になったら、オスは隔離する方向にした方がいいでしょう。
それまでは、子育て?らしきすることがある熱帯魚と言う事がわかりましたね。
シクリッドは自然繁殖?人工繁殖?どちらですれば良い?
シクリッドを繁殖させるにはどうすればいいのでしょうか?
基本的には、自然繁殖と人工繁殖と言う2タイプの繁殖方法があります。
自然繁殖は飼育している水槽で繁殖させる方法になります。
他の熱帯魚と混泳させている方もいると思いますので、この場合にはほとんど自然繁殖する事は出来ないと考えた方がいいでしょう。
この場合にはシクリッドが繁殖する場所を水槽内に設けるようにしなければ繁殖までは行われないです。
では、人工繁殖ではとなりますが、多くの方がこちらの人工繁殖を行って成功しています。
エンゼルフィッシュと同様に繁殖専用の水槽を用意して雌雄一対をそちらに移住させて繁殖するかを待ちます。
繁殖がうまく行った場合には、4~5日目で稚魚が捕食活動を始めます。
この時にブラインシュリンプなどをあげるようにします。
2週間位になると、ブラインシュリンプを自ら追いかけ回す行動に出始めます。
1カ月位経った時に人工餌とブラインシュリンプを同時あげるようにすると、成魚になってからも人工餌に食いつくようになります。
生後2ヶ月位になると体調も1cmを越えて来るのでこの辺りから隔離水槽から本水槽に入れる準備を始めましょう。
まとめ
熱帯魚シクリッドの繁殖について紹介してきました。
結構強烈な正確な持ち主であるシクリッドですが、子育てとなると意外と他の魚とは違う行動に出る事がわかりました。
ただこの稚魚達が大きくなれば、当然ながら縄張り争いをしだす訳ですから、繁殖するのはいいが水槽も大きくしていく必要があるのかもしれませんね。