その優雅な泳ぎが美しさを際立たせ観賞用の中でも、特に人気が高いベタ。
熱帯魚の中でも飼育しやすいと言われ、特有の個性や種類も豊富なベタについて話していきます。
ベタの種類はどれくらい?
ベタの種類は野生種と品種改良により誕生した、ワイルドベタとトラディショナルベタの2種類に分けられ、その中でも8種類以上は存在します。
また1つの種類からは約50種類以上、さらに品種改良ともなると、ほぼ無限なほどの豊富な種類が存在します。
カラーも多種多様な配色があり、見れば見るほどその美しさに惹きつけられるほど、ベタファンも多いのです。ここでは一部ですが、主な種類を紹介していきます。
ワイルドベタ
流通しているほとんどは人工的に品種改良のされたベタが多く、それとは逆に人の手が加えられていない野生種のベタをワイルドベタと言います。
体色も控えめで、短いヒレとおとなしめの性格が特徴です。
ワイルドベタの中だけでも、50種類以上は存在しているといわれています。
トラディショナルベタ
流通しているベタはほとんどが、このタイプであり一般的に知られているベタです。
ワイルドベタを鑑賞用に品種改良したもので、ヒレが長めでカラーの配色も豊富です。
値段も手頃で、数百円から買うことができるため、初心者におススメなベタとなっています。
ただし、好戦的でトラディショナルベタ同士混泳させるとすぐにケンカを始めてしまいます。
ショーベタ
トラディショナルベタをイベントなどに出す目的として、魅力的な見た目を重視して品種改良されています。
特にヒレの美しさが重要でキズなどにより大きく価値が変わってしまいます。
ショーベタの中でも大きく分けて3種類くらい存在しており、2番目に流通されている品種です。
模様やカラーなど希少性があるほど、高価になるようです。
ワイルドベタの中だけでも豊富な種類があり、更に品種改良され派生となった人工的なトラディショナルベタが存在しています。
ドラゴンベタってどんな品種?
ベタは品種がとても豊富で、様々な種類が存在するとともに、カラーリングのパターンだけでも多くのベタがあります。
特に定義が定まっているわけではありませんが、ドラゴンのベタは豊富なカラーリングの中でもメタリックや光沢系のベタの事を指します。
金属の様な光沢がある鱗がボディに広がっている、個体のベタがドラゴンと呼ばれています。
品種としての歴史は長く、当初はレッド系が存在していましたが、品種改良により次々とドラゴン系の品種が生みだされています。
主にレッドドラゴン、ブラックドラゴン、オレンジドラゴンなどがいます。
その他、ベタのボディカラーには「ソリッド」と呼ばれる単色系や、ボディとヒレが2色で分かれている「バイカラー」。
鮮やかで個性豊かな個体が存在しており、主に3色以上で構成されている「マルチカラー」。
「マーブル」はカラーの発色がまだら模様、水玉模様のようになっているのが特徴で、こちらもバリエーション豊かで人気があります。
ヒレの縁が白くなっているものを指す「バタフライ」。
キレイに縁どられているものや、すべてのヒレがバタフライである個体ほどハイグレードであるとされています。
http://t.co/JmCPk37qLN ブラックドラゴン?こういう渋いベタが好きです pic.twitter.com/unRPS1aVtQ
— 餅 (@mocchy_tingyoan) 2014年12月11日
まとめ
- 基本的にベタは大きく分けて野生と人工的な2種類のベタが存在する
- ベタの種類は豊富で品種や個体差によって、性格や飼育のしやすさなどが変わる
- ベタは品種+カラーによっても種類が複数あり、コンテスト用などのハイグレードタイプもいる