ベタも金魚も、初心者でも飼いやすい魚として非常に人気のある熱帯魚ですが、具体的にどう違うのでしょうか?
そして同じ水槽や瓶で飼育することができるのでしょうか?
今回はベタと金魚の違い、そして混泳の可能性についてまとめてみたいと思います。
ベタと金魚の違いとは?
ベタと金魚の違いですが、生物学上の分類を見てみればかなりの違いがあることが分かります。
金魚は中国原産の淡水魚であり、コイ科フナ属に分類されます。
体長は一般的には2cmから15cmくらいの品種が大方を占めるようです。
一方のベタはタイ原産の淡水魚になります。
生物学上、オスフロムネス科ゴクラクギョ亜科ベタ属に分類されます。
6cmから10cmくらいの体長の個体が多いです。
ベタと金魚を混浴させても大丈夫?
さて、生物学上はこのように大きな違いのあるベタと金魚ですが、一緒に飼うことは可能なのでしょうか?
結論から申しますと、あまりオススメできません。
ベタは「闘魚」と呼ばれているほど気性が荒く、相手が金魚であろうとなかろうと、威嚇したり攻撃したりする傾向のある熱帯魚です。
縄張り意識も強いため、すぐに喧嘩を起こしてしまいます。
同じベタ同士では特にこの傾向が強いようです。
これはベタという生物が持っている性質なので、飼育者の努力ではどうにもできません。
人間が見張っていることのできる短時間の混泳ならば可能ですですが、同じ水槽や瓶で飼育することはかなり難しいと言わざるをいえません。
実際、ベタの飼育の上級者ですら、単独で飼育している方がほとんどだそうです。
まとめ
今回はベタと金魚の違いと混泳についてまとめてみました。
身体の大きさや飼育環境はさほど変わらないベタと金魚ですが、生物学上はかなり違う生物に分類されるようです。
また、いろいろな熱帯魚を同じ水槽や瓶にいれて、にぎやかな光景を楽しみたいと思う方は多いと思いますが、ベタと金魚(というよりベタと他の魚)の混泳はかなりハードルが高いです。
どうしても混泳させたい方は、ベタと金魚が衝突しないようにしっかり見張っておかなければなりません。
同じ水槽や瓶にいれたまま長時間放置するのは、場合によっては命にかかわるので絶対にしないでください。