グッピーは繁殖力旺盛な魚で繁殖期というものがないため常に妊娠と出産を繰り返しています。
実際に飼ってはいるけれどグッピーの交配方法を知らないという方も多いのではないでしょうか？
知らない間に交配していた…なんてことがないように、これからグッピーの交配に挑戦していきたいという人はどうやって行えばいいのか、注意点などしっかり理解し知っておくことが大切です。
今回はグッピーの交配の方法について紹介しますので参考にしてください。
交配の方法
まず、交配をするために必要なことは、水温を適温に保つなど水槽内の環境を良くし、オスとメスの健康状態をキープすること、そして子供が増えて成長したとき飼育する余裕を持つために大きめの水槽を用意しましょう。
産卵箱があると楽に交配させることができ、水草があると生まれた後の稚魚の隠れ場所になるので大きい魚から食べられることを防いでくれるので安心です。
水槽を用意した後、数ペアーを飼育し始めるとオスはひたすらメスを追いかけます。
そのため水槽内に入れるオスとメスの比率にも気を付けなければいけません。
オスを多めに入れてしまうとメスを追いかける数が増えてしまうのでメスのほうが疲れてしまいます。
またオス同士喧嘩をしてしまいグッピーが強いストレスを感じ体調にも影響が出ますので、なるべくオスとメスの比率は同数にすることを心がけましょう。
グッピーは魚類の中でも特徴的で、卵ではなくメスがお腹の中で育てる卵胎生魚です。
グッピーはオスとメスの交配によって体内の卵に接合するのです。
オスの尾ビレはゴノポディュウムと呼ばれ自由自在に動く交接器になっています。
オスは交配する際ゴノポディュウムをメスのお尻に押し付け、排泄腔に体液を送り込み、メスは体内に送られた体液をなんと10ヶ月も保存することができるのだそうです。
また驚くことにグッピーのメスは複数の体液を保存でき、その保存した体液の中から自分の気に入った体液を使い好きなタイミングで妊娠することができるようです。
グッピーは一度の交配で3回出産できると言われていますので、とするならば保存期間の10ヶ月の間であればあと2回、妊娠出産ができるということになります。
すごい繫殖力ですね！
まとめ
交配の時にオスとメスの比率が大切なのにはちゃんと理由があったのですね。
そして何より驚いたのはメスが体液を１０ヶ月も保存でき、好きな時に妊娠ができるということ！
グッピーに少子化は訪れそうにありませんね。
