プレコを繁殖させていくためには、まず産卵する環境をきちんと整えてあげること、そして生まれた卵を安全確実に孵化させてあげることが大切です。
産卵後は4~5日程度で孵化となりますので、この間は重大なトラブルが発生しないように色々と対策をしていかなければいかなければなりません。
もちろん、基本的に卵はオスのプレコが守ってくれる訳ですから、それを温かく見守ってあげるのもひとつの方法ではありますが、せっかく可愛いプレコがせっかく産んでくれた卵ですから、その場合でもしっかりと対策だけはしておいてあげることが大切です。
プレコの卵のカビが生えないようにするために
プレコの卵には、ちゃんと面倒を見ていたはずなのに、カビが生えてしまうことがときどきあります。
しかもあっという間に卵全体に広がって全滅…これはなぜなのでしょうか。
カビが生えてしまう原因はさまざまですが、その中でもやはり水質管理はなんといっても大切になります。
食べ残しの餌をそのままにしておいたり、濾過器のフィルターが汚れてしまって本来の性能が発揮出来なくなってしまっていると、すぐに水カビが発生します。
また新しく入れた流木が原因で発生することもあります。
水カビが発生するような水槽内の環境は卵にとって非常に厳しい環境であることは言うまでもありません。
まずは水質管理をしっかりして水槽内を常に清潔に保つこと、基本的なことですがとても大切なことです。
もう一つの原因は無精卵の放置です。
プレコが産んだ卵には有精卵と無精卵が混在しています。
有精卵は清潔な環境であればカビは生えにくいのですが、無精卵は水質悪化などの影響ですぐにカビが生えてしまいます。
これは食べ残しの餌に水カビが生えるのと同じ理由です。
カビからしてみれば、無精卵も栄養の塊のみたいなものですから。
こうしたことを踏まえて無精卵をきちんと全て取り除いてあげることが、有精卵へのカビの繁殖を防ぐ大切な対策となります。
まとめ
産卵から孵化まで、水質をきちんと管理しながら、水カビが蔓延する原因となる食べ残しの餌、無精卵をきちんと取り除き、元気な稚魚が生まれる良い水槽環境を整えていきましょう。