アマゾン川流域に広く生息する、ナマズの仲間のプレコは、もとはといえば、苔などを綺麗にするので水槽の清潔さを保つために飼われ始めましたが、今では体の模様などが見た目にも美しい種類や、ごつごつした姿がカッコいいことから観賞用としても人気が出て、ペットとして飼われるようになりました。
そんなプレコですが、飼育状態や体調によっては、ある病気にかかりやすくなると言われています。
それが、「水カビ病」です。
そのような水カビ病を起こさない為にも、どのように水槽の水カビを防げばいいのでしょうか。
また、水カビ病になってしまったときの対処はどのようにすればいいのでしょうか。
それらに関して詳しくご紹介していきたいと思います。
水カビの基本的な防ぎ方について
まず、白いふわふわとした丸いカビが水槽の底や流木についていないか確認してください。
もし、流木についている場合には、外に一旦出してあげてください。
そして、水槽の底などにこびりついている場合には、これから説明する方法で掃除をしましょう。
水槽の底にたまったカビについてですが、そもそも、その原因は掃除できずに溜まったままの糞などが原因で発生します。
そのため、まめに水槽の糞の掃除が必要です。
それは、プロホース(1,000円~)を使えば簡単にできるので、ペットショップやAmazonなどで購入してみてください。
そして、過多な餌のやり過ぎによる残りカスもカビ発生の原因になりますので、取り除きましょう。
また、流木を元に戻すには、カビをブラシなどで掃除してから水をはったバケツに2時間ほど漬け込み、あく抜きを行い、完全に白っぽいカビがなくなるまで、それを繰り返してください。
それから大丈夫なら戻してもOKです。
水カビ病発生後の治療の仕上げには
ここまでの予防策や、完璧なカビの掃除をして、プレコに付いたカビも優しくピンセットで取り除いていくなどすれば、プレコの水カビ病は体力によっては治る可能性もあります。
しかし、念には念を入れて、より元気にさせてあげたい場合は、グリーンFなどの薬を使って薬浴をさせてあげるのが一番最適だと思います。
まとめ
プレコだけに限らず熱帯魚は不衛生な環境に弱いので、まめに清潔さを保つための予防策を正しいやり方でしっかりと行えば、水カビ病になる心配は少なくなります。
毎日の変化をくみ取って、プレコの気持ちになってあげることが大切なんだなと思いました。