プレコはすっきりとしたフォルムの熱帯魚で、小型種のタイガー・プレコやプッシー・プレコなどは初心者にも飼育しやすく、大変人気のある熱帯魚です。
毎日餌をあげ、水槽内の環境にも気をつけて丁寧に飼育していたプレコ。
ある日ふと気づいてみたら、あの美しくて愛らしい姿ははどこへやら。
ボテっとしたお腹を抱えていたなんていうことはありませんか。
プレコの腹部が膨らんでしまう病気といえば、やはり怖いのは腹水病。
ですが、腹部が膨らんだからといって全てが腹水病ということでもありません。
まずはプレコをよく観察してどのような症状があるのか確認することから始めることが大切です。
プレコの膨らんだ腹をよく観察しましょう
プレコの腹部が膨らむ原因として考えられるのは大きく分けて3つあります。
「何らかの病気」か「単に太った」か「抱卵した」です。
この中ですぐに対処しなければならないのは当然のことながら「何らかの病気」ですので、まず病気の症状に該当する点がないか確認しましょう。
腹水病の場合は、腹部の膨張とともに白い糞をするという症状があります。
もちろん病気ですから元気もありません。
腹水病であれば、速やかに対応する薬で治療することが大切です。
他の病気では、腸の詰まりが考えられます。
プレコは元来草食性のため、動物性の餌を与えすぎるとうまく消化できず結果的に腹が膨らみます。
この場合は、餌を植物性のものに替え、適量を与えるようにしましょう。
白い糞もしないし、食欲もそれほど減退していない、見た目も元気であれば、抱卵の可能性もあります。
繁殖に向けてペアリングや産卵床の設置などを行っている最中であれば、そういった観点からも見ることが大切です。
もちろん抱卵はメスに限りますけどね。
最後は「単に太った」ですが、言うまでもありませんが、これはそれほど気にすることでありません。
気になるのであれば餌の量を減らすなどすればよいのではないでしょうか。
まとめ
プレコにいつまでも元気良くいてもらうためには、常にプレコや水槽の環境を気を使うことが大切です。
いつも目をかけてあげていれば、ちょっとした変化にもすぐに気づいて適切な対策をすることが出来ますね。