あなたは水草をどこで手に入れますか?
ホームセンターで買われている方は特にご注意下さい。
メダカや金魚では問題ありませんが、ビーシュリンプにとっては危険です。
それは、観賞用に販売されている水草の多くが、農薬をかけて栽培されているものが多いからです。
要するに、水草に付着している残留農薬が、ビーシュリンプの命取りとなってしまうのです。
良心的な販売所では、「エビの水槽にはいれないで下さい」と張り紙がしてあります。
それほど、残留農薬の付いた水草は、どんなに水槽内の環境を整えたとしても、全くの無意味になってしまう位の破壊力を持つと言う事です。
それでは、いったいどのようなものが安心できる水草なのでしょうか。
詳しくご説明いたします。
ビーシュリンプの水槽に入れる水草の農薬をとる方法
販売されている水草の多くは海外で栽培されています。
その時、水面からでしまった水草を害虫から守るために農薬が使われます。
それが残留農薬の原因です。
洗い流せば、メダカや金魚には問題なく使用できるのですが、エビや貝類はそのわずかな農薬にも敏感に反応してしまいます。
その為に、エビに使用する水草は、国産の無農薬の水草がいいとされています。
ただし、無農薬の記載がない水草はほぼ農薬が使用されていますので注意が必要です。
もし、疑いのある水草を水槽に入れるのであれば、下処理が必要となります。
残留農薬を取る、『水草そのまえに』という市販の農薬を取る薬を使用する方法があります。
粉末を水に溶かして10分程漬けておく作業で農薬を取り除けます。
水草販売コーナーにはだいたい販売されています。
その他の方法はかなり面倒になります。
水だけの水槽に水草だけを入れて、ろ過フィルターの中に活性炭をいれて、2~3週間循環させます。
もちろんその間水を頻繁に交換しなければ意味はありません。
手間と危険性を考えれば、国産の無農薬の水草か、農薬を取る薬で洗い流す方が間違いありません。
まとめ
ビーシュリンプの飼育において、水草に注意する事を忘れてはいけません。
水草の購入はビーシュリンプの専門店か、ペットショップで十分に確認してからにしなければなりません。
農薬を取る薬品の使用で注意しなければならない事は、薬品を使用しても落とせない水草も販売されているので、これも確認が必要です。
そして、この薬品に漬けすぎても、水草そのものも弱ってしまいますので、決められた用法、容量を守って正しく使用しましょう。
ビーシュリンプはとてもデリケートな生き物です。
他の熱帯魚で問題ないので大丈夫だろうという自己判断は絶対に禁物です。
取り返しの付かない事態になるケースは、意外にも、水草が犯人の場合が多いからです。