ミナミヌマエビはビーシュリンプに比べると、比較にならないくらい飼い易いエビだと言えます。

飼育セットすらいらない程の生命力を持っているので、極端な話、カルキ抜きしていない水道水と、バケツと水草があれば大丈夫です。

餌を与えてしまうと大量発生してしまうので、餌もいりません。

まさに、ミナミヌマエビは、田舎育ちの体が丈夫な悪ガキで、ビーシュリンプといえば、都会育ちの病弱な子とでも言いましょうか。

この全く性格の違う2匹のエビを一緒の水槽に入れると、どうなってしまうでしょうか。

ビーシュリンプがミナミヌマエビに圧倒されてしまうのは目に見えていますが。

詳しくご説明いたします。

ビーシュリンプ ミナミヌマエビ 違い 混泳

ビーシュリンプとミナミヌマエビの違い

ミナミヌマエビとは、日本原産の淡水エビです。

一方、ビーシュリンプはおそらく香港原産といわれています。

ミナミヌマエビは日本原産にしては珍しく生命力が強く、爆発的に繁殖します。

その為、価格はビーシュリンプの約1/3程で、とてもリーズナブルと言えます。

ミナミヌマエビのサイズは4cm位なのに対し、ビーシュリンプはそのその半分程の大きさしかありません。

ビーシュリンプは環境を整えてあげないと生きていく事は出来ませんが、ミナミヌマエビはよっぽどの事が無い限り、生きる事が出来ると言えます。

照明器具やろ過装置も要りません。

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ビーシュリンプとミナミヌマエビの混泳

ビーシュリンプとミナミヌマエビを同じ水槽で飼う事は出来るでしょうか。

ビーシュリンプはあきらかにミナミヌマエビよりも生命力がありませんので、水槽の環境はビーシュリンプに合わせます。

Phを弱酸性にし、温度を25℃程に設定すれば一緒の水槽で飼う事は可能です。

しかし、ミナミヌマエビはビーシュリンプよりも倍の大きさの上、繁殖力がとても強いのです。

そのエビを同じ環境で育てた場合、必ず小競り合いは起ってしまいます。

結論を言えば、多少水が汚れていても生き続けるミナミヌマエビに対し、非常にデリケートなビーシュリンプとの混泳は、オススメしません。

最終的にはミナミヌマエビだけが、水槽に残ってしまう事態になってしまいます。

おそらくストレスが原因ではないでしょうか。

ミナミヌマエビとビーシュリンプは近縁種ですので、交配も起ります。

いずれにしろ、生き残るのはミナミヌマエビと雑種だけになる確率は大きいです。

まとめ

ミナミヌマエビはとても生命力が強く、飼うのも比較的容易です。

その為、ミナミヌマエビと同じような感覚で、次はビーシュリンプだと先に進んでしますと、うまくいきません。

同じ属ではありますが、種が違いますので、全く別の生き物と捉えて飼う気持ちが必要です。

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