コリドラスとメダカは、どちらもアクアリウム初心者の方でも飼育しやすい熱帯魚と淡水魚です。

どちらも温厚な性格なので混泳飼育は可能です。

しかし、その際には幾つか注意も必要です。

この記事では、コリドラスとメダカの混泳飼育と餌や水温についてまとめています。

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コリドラスとメダカの混泳飼育が可能な理由とは?

コリドラスは南米などに広く分布する非常に種類の多い熱帯魚です。

一方、メダカは昔から日本では馴染み深い淡水魚です。

そんな2種が混泳可能となる大きな理由は以下の2つになります。

  • 生活圏が被らない

コリドラスは、ドジョウと同じ種類で主に水中の一番底、低層を泳ぎ、メダカは、主に水面近くの上層から中層を泳ぎます。

  • お互いを攻撃することがない

コリドラスは一部の種類を除いて、基本的に臆病で温和な性格という特徴があります。

そしてメダカも穏やかな性格で、なおかつ生活圏も違うので争いになる心配がありません。

コリドラスとメダカの混泳飼育での餌やりは?

コリドラスとメダカは混泳が可能ですが、向いているとは言えないという意見もあります。

コリドラスとメダカは内臓のつくりが違うため、食事のスピードが違います。

コリドラスはゆっくりと食事をしますが、メダカは食事のスピードが早いです。

メダカに合わせて餌を与えると、コリドラスには餌不足となり、コリドラスに合わせるとメダカには餌の与えすぎで具合が悪くなってしまう可能性があるからです。

そこで、餌はコリドラス用と、メダカ用の2種類を用意します。

コリドラスには、コリドラス用フード、又は沈下型のフードを。

メダカにはメダカ用フード、又は浮上型のフードを用意します。

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コリドラスとメダカを混泳飼育する際の水温は?

日本の気候で熱帯魚を飼う場合は水温に注意が必要です。

メダカのみ飼育する場合は、冬でもヒーター無しの常温で過ごすことができますが、コリドラスにはヒーターが必要です。

とはいえ、コリドラスは比較的低温に強い熱帯魚であるため、室内での飼育で水温が10℃以下にならなければ、ヒーターが無くても冬越え出来る可能性が高いとも言われています。

ですので冬でも暖かい地域ならばヒーター無しでも飼育は可能かもしれませんが、ヒーターは必要と考えた方がよいでしょう。

コリドラスの適水温は20~24℃で、30℃を超えると危険です。

対してメダカは、5~30℃の水温でも生きていられると言われていますが、18~28℃が最も元気に泳いで餌もよく食べる水温です。

35℃を超えると動きが鈍くなり、38度以上になると危険です。

コリドラスとメダカの混泳飼育時に適した水温は24~26度!

こちらを目安にして、水温設定しましょう。

※注意!急激な水温の変化は大きなストレスとなるので、移動の際は注意が必要です。

まとめ

コリドラスとメダカの混泳飼育は、それぞれに適した餌(フード)と、ヒーターを用意すれば可能です。

また、混泳飼育を楽しむ際は、2種の大きさにも配慮が必要です。

特にコリドラスは種類が多いので、購入する際には、「メダカと混泳させたい」とお店に相談された方が良いでしょう。

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