石巻貝は汽水では繁殖しないというのを聞いたことありますが、淡水でも有精卵なら孵化するそうです。
本来であれば、トコロフォラ幼生という小さな姿で生まれてから次にベリジャー幼生という殻を持った姿へ変化します。
ここで川の流れに乗って汽水域まで行き、そこで石巻貝の形になるそうなので、淡水の水槽で生まれた石巻貝の幼生は、生き延びられず亡くなってしまうそうです。
石巻貝の卵を放置するとどうなっちゃうの?
孵化しない石巻貝の卵は、卵が水槽についているままの状態にしても自然とおちてなくなることはないし、だんだん色が白くなってくるだけで、水槽の壁についたままの状態になってしまうので、残念ですが掃除してしまった方が良いでしょう。
そうなってしまったら、水槽を掃除するしかないのですが、壁についた卵は結構硬く、単にとることが困難です。
普通に拭くだけでは落ちないので、割りばしなどで硬くて力が入るものを使って剥がすと良いでしょう。
石巻貝の卵を孵化させたいなら!?
石巻貝の卵は1つに100個もの卵が入っているみたいです。
(ちなみにメスは一匹でも産卵するのですが、これは無精卵なのでうまれることはありません)
淡水で孵化すればいずれかは必ず亡くなってしまうそうです。
石巻貝の卵をどうしても孵化させて増やしたいのなら、淡水で孵化することは可能なので、孵化させます。
その後、卵は汽水の水槽に移動させて、汽水の中で石巻貝の形になったのを確認したら、元の淡水に移動させるのが一番良いでしょう。
まとめ
淡水の水槽では絶対に卵は孵化しないようなので、もし石巻貝を増やしたかったら、別の水槽の汽水の方に卵をうつして石巻貝の形になるくらいまで育てて、そのあと水槽に(淡水に)戻す。といった方法が石巻貝をもっと増やすには一番良い方法ではないでしょうか。
コケやごみを食べてくれて水槽の中を綺麗にしてくれる為に購入した石巻貝でも、卵から石巻貝を育てるといった事をしてみるのもまた楽しいかもしれません。