皆さんはマンジュウイシモチという魚をご存知でしょうか。
マンジュウイシモチは大きくても8cm程度の小型の海水魚です。
インド洋や西太平洋のサンゴ礁に主に生息しており、日本でも奄美諸島や沖縄諸島などに分布がみられます。
テンジクダイ科で名前の通りイシモチの仲間なのですが、体がパジャマのような柄をしているので、海外ではパジャマ・カーディナルという呼ばれ方もします。
マンジュウイシモチという和名の由来は、体が丸く饅頭のように見えるからだそうです。
割と丈夫で病気にも強い部類に入り、値段も高くはないので、アクアリウム初心者にもおすすめできる観賞魚と言えるでしょう。
どんな生物も、繁殖行動により数を増やし、種を存続させていくものですが、マンジュウイシモチの繁殖はどのようにして行うのでしょうか。
繁殖が行われる時期などがあるのでしょうか。
今回はそんなマンジュウイシモチの繁殖についてまとめてみたいと思います。
マンジュウイシモチの繁殖について
マンジュウイシモチは卵生の海水魚なので、メスが卵を産みます。
メスが産んだ卵をオスが自分の口の中に入れ、孵化させるというのがマンジュウイシモチの繁殖方法になります。
マンジュウイシモチだけでなく、テンジクダイ科の海水魚はこの繁殖方法をする魚が多いです。
繁殖の条件などについては不明な点も多く、自宅で人為的に繁殖させるのは難しいかもしれません。
ですので、オスとメスのマンジュウイシモチを一緒の水槽に入れ、産卵したらラッキーくらいの構えで良いと思います。
もともと海水魚には自宅での繁殖に向かない種が多いので、繁殖を楽しみたい方は別の観賞魚でチャレンジするのが無難でしょう。
【今日の #シーパラの不思議】
変わった模様をした、マンジュウイシモチ。
その生態も変わっており、メスが産んだ卵をオスが口の中で飼育します。
流行りのイクメンというやつですね…! #シーパラ #八景島 pic.twitter.com/z2ATTGcRfI— 横浜・八景島シーパラダイス公式 (@_seaparadise_) 2016年8月10日
まとめ
今回はマンジュウイシモチの繁殖についてまとめてみました。
マンジュウイシモチは飼育もしやすく、初心者にもおすすめの観賞魚ではありますが、繁殖にはあまり向いていない魚のようです。
とはいえ、サイケデリックなパステルカラーで彩られたとても美しい見た目をしていますので、観賞するだけで充分楽しめる観賞魚です。
気になる方はペットショップなどで探してみてください。