飼育が難しいと言われるディスカスですが繁殖もまた難しく、その繁殖時には気をつける事がたくさんあります。

孵化が成功してから稚魚が育つまで気が抜けない繁殖のなかで、特に気をつけたいPHについて今回はお話していきます。

ディスカス 孵化 ph

孵化時のPHはどうすればよい?

ディスカスの孵化は大体産卵から3~4日の時間がかかります。

この産卵から孵化するまでの長期戦の期間はとても重要となってきます。

この期間内はPHなどの調整のためとはいえ、水換えをしてはいけません。

ですが同時に水質の悪化も避けなければいけないために、あらかじめ水質には注意が必要です。

PH値や水質などは、ろ材などで前もって調整しておくと良いでしょう。

ディスカスはPH5.8~6.2あたりで産卵して体着する時にはPH5.3~5.7程度に調整していきます。

4日目あたりからようやく換水ができるようなるので、水質が悪化傾向にある場合は慎重に少量の換水をするようにしましょう。

それ以降は半分の水換えも可能です。

PHの目安としてはPH5.5程度が良いでしょう。

換水後は多少PHが上昇しても大丈夫ですが、急激な変化はよくありません。

出来るだけ体着までは水換えは避けるべきですが、環境によってはやむを得ない場合もあります。

稚魚が泳ぎ始めて両親に体着しだすと、両親から分泌されるディスカスミルクを摂取します。

この体着が繁殖過程で重要なので、ここまできたら後は大きな問題はないと思います。

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PHはどうやって下げるの?

PHを下げる方法はいくつかありますが、長期的に考えているのであれば、ろ材などを利用します。

水換え後などは特にPHは上昇してしまいます。

市販で売られているピートなどでもPHを下げる事はできますが、一時的な場合が多くすぐに上昇してしまう事があります。

まとめ

  • 産卵から体着までの期間はPH値の調整の為とはいえ水換えは避ける
  • 繁殖期間は水換えを避けたほうがよいため、水質の悪化には注意が必要
  • 産卵から体着までのPH値はろ材などで調整する
  • 換水後のPH値の急激な変化は注意が必要
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